あなたが大切にするもの、したいものは何ですか?
こんにちは。
ライフコンサルタントの伊藤峻です。
私達誰しもが生きている理由や、人生を満喫したい理由を持ちながら生きているかと思います。しかし、生きれば生きるほど、様々な困難に打ちのめされ、人によっては『生きる希望』すら失ってしまう時もあると思います。
例えば、
●仕事が上手くいかなくなり、非常に高いストレス下に置かれた事から、自信を失い、無力感に苛まれ、何もしたくないほどに無気力になってしまった。
●周囲の方々が不快に思わない様に、本心ではない作り笑いをする事や、心にもないお世辞を言い取り繕うことに、疲れ果ててしまった。
●人生の中で大切な家族やパートナーとの関係が悪くなり、様々な後悔をすれども、現実で失ってしまった。
●心から信頼し、頼れる方がおらず、強い孤独感と悲壮感を持ち続けた事から、生きる喜びや楽しみを見失ってしまった。
●重い病気を患ってしまい、この先どの様な心持ちで生きていけばいいかわからなくなってしまった。
原因と理由は千差万別ではありますが、人生を生きていると『楽しい事』よりも『苦しい事』の方が圧倒的に多く、それは1つのイベントであれば、日常的に続いていく事かもしれません。
そして、『生きる希望を失った状態で生き続ける』というのは、一時的な困難ではなく、日常的に長く続いていくものであり、最も辛い痛みだと感じます。
一時的な出来事での困難や辛さであれ、日常的に続く困難や辛さであれ、その辛さは他者から見た時には些細なことに見えたとしても、当事者にとっては非常に長く感じられるかも知れません。
この『相手と自分の時の流れの違い』があるからこそ、本当の意味で、『相手の話を聞き、共感する。』という事が難しくもなっていたりするのではないでしょうか。
そんな、『楽しい事』よりも『辛い事』の方が圧倒的に多くなる人生ですが、もしもこの先本当に『生きる希望』がなくなってしまった場合、一体どうやって生きていけば良いのでしょうか?
そして、その時に体験する孤独感と悲壮感、虚無感と心の辛さに対してどう向き合っていけばいいのでしょうか。
今回は、例え辛い事があり、立ち直れない状況になった場合に必要な考え方について、
1.あなたが大切にするもの、したいものを考える。
2.怒りや悲しみを手放し、感謝出来る事を探す。
3.後悔や懺悔ではなく、幸せと喜びを感じられる事を探す。
この3つのポイントについて書いていこうと思います。
1.あなたが大切にするもの、したいものを考える。
もしもあなたが現在、心の平安を失い、強い孤独感や悲壮感、虚無感と心の辛さを感じながら生きているのであれば、まず考えてみることは『あなたが大切にするもの、大切にしたいものはなにか。』という事になります。
勿論、色々と考えていく中で、『あなたが大切にしたかったもの』をなくしてしまっている場合や、何とかしたくてももう手に入れられないもの、にもぶつかるかも知れません。
例えば先程の例のように、
●仕事が上手くいかなくなり、非常に高いストレス下に置かれた事から、自信を失い、無力感に苛まれ、何もしたくないほどに無気力になってしまった。
→人生の中心だった仕事を失ってしまった。
●周囲の方々が不快に思わない様に、本心ではない作り笑いをする事や、心にもないお世辞を言い取り繕うことに、疲れ果ててしまった。
→本来の自分自身を失ってしまった。
●人生の中で大切な家族やパートナーとの関係が悪くなり、様々な後悔をすれども、現実で失ってしまった。
→人生の中で大切な家族やパートナーを失ってしまった。
●心から信頼し、頼れる方がおらず、強い孤独感と悲壮感を持ち続けた事から、生きる喜びや楽しみを見失ってしまった。
→生きる喜びや楽しみを失ってしまった。
●重い病気を患ってしまい、この先どの様な心持ちで生きていけばいいかわからなくなってしまった。
→健康を失ってしまった。
二度と戻らないものを失ってしまうような事に直面するかも知れません。
その様な時に考えていきたいことは『本来のあなたが大切にしたい事』になります。
それは例えば、
●日々、喜びと感謝の感情を持ってイキイキと過ごすこと。
●自分に優しく、人にも優しくいきていくこと。
●悪口や恨み妬みを持たず、慈愛に満ちた言動をしていくこと。
●人の心を砕くような言葉を使わず、人に寄り添う言葉を使うこと。
●趣味に没頭したり、ペットを飼うことで毎日笑顔で過ごすこと。
●充実感や満足感を持って出来る仕事をやり続けること。
●明るく笑顔に満ち溢れた家庭を作り、安心感を持って共に生き抜いていくこと。
●知識を学び、纏め、必要としている方々に発信し続けて少しでも助けになることをやる。
その様なことかも知れません。ここで大切な事は、単語で書き出すのではなく、文章で本来のあなたの心が大切にしたいことを書き出していくということです。
そして、その書き出した事に対して、『具体的に現実では、どういった方法があるのか?』と考えていくことが重要になります。
『本来のあなたが大切にしたい事』は、あなたにしか書き出すことが出来ません。加えて、もしも失った事だけを考えてしまうのであれば、今この瞬間は、『本来のあなたに戻る時が来た』と捉えていけると良いのです。
今までは、自分なりに責任を持ち、我武者羅に頑張って来たけれど、気がついたら失ってしまっていたのであれば、『もう一度、あなた自身に戻る為に必要な事』を見つけていけると良いと思います。
2.怒りや悲しみを手放し、感謝出来る事を探す。
もしもあなたが現在、心の平安を失い、強い孤独感や悲壮感、虚無感と心の辛さを感じながら生きているのであれば『怒りや悲しみを手放し、感謝できる事を探す。』という事を考えて見ると良いかも知れません。
当事者としては現在、まるで『出口の見えないトンネルの中』を彷徨っている様な状態かもしれません。
そして、失った事への悲しみや怒りに捕らわれ、それでも表面上に表さずにつらい思いをされているのかも知れません。
怒りと悲しみの感情を手放すということは、経験上多くの方が非常に苦手意識を持っているものでもあり、実際に本当に手放すのが難しいものでもあります。
手放す事が難しいレベルで言うと、
●大切な方との過去の思い出や写真、連絡先を手放すことが出来ない。
●今まで自分も持っていた、周囲の方々が持っている幸せを手放した事を認められない。
といったレベルで難しいのかも知れません。
そして、この『過去を手放すことが出来ない』という特性は、この地球上で『人間』だけに備わっている機能でもあります。他の動物達は、過去あった事を考えて悩む能力はなく、今を生き抜いていくことしかしていなかったりします。
ですので、もしもあなたが『過去を手放すことが出来ない』のであれば、『あなたはれっきとした人間です。機械的な人間ではないです。』という証明でもあります。
そうは言いつつも、過去にあった怒りや悲しみを引きずり続けても、辛いのはあなた自身になってしまいますので、過去にあった事を感謝に変える事を行なっていければと思います。
例えば、
●仕事が上手くいかなくなり、非常に高いストレス下に置かれた事から、自信を失い、無力感に苛まれ、何もしたくないほどに無気力になってしまった。
→たしかに、仕事では非常に高いストレス下に置かれて自信を失い、無力感に苛まれた過去もあったが、その仕事につけたお陰で学べた事や、感謝されたこともあった。だから、それだけでも良かったんだ。
●周囲の方々が不快に思わない様に、本心ではない作り笑いをする事や、心にもないお世辞を言い取り繕うことに、疲れ果ててしまった。
→たしかに、本心ではない作り笑いをすることや、心にもないお世辞をいう時期もあったが、それで相手も楽しくやっていたのであればそれはそれでいい。ただ、これからの自分はそういった態度は取らない事にしよう。
●人生の中で大切な家族やパートナーとの関係が悪くなり、様々な後悔をすれども、現実で失ってしまった。
→たしかに、自分は人生の中で大切な家族やパートナーを失ってしまった。だとしても、お互いに楽しい時間を過ごす事もあったのだから、そこは非常に感謝している。
●心から信頼し、頼れる方がおらず、強い孤独感と悲壮感を持ち続けた事から、生きる喜びや楽しみを見失ってしまった。
→たしかに、生きる喜びや楽しみを失ってしまった。強い孤独感と悲壮感も持ち続けた。だからこそ、今人の痛みや悩みに気がつく事が出来るので、感謝です。
●重い病気を患ってしまい、この先どの様な心持ちで生きていけばいいかわからなくなってしまった。
→たしかに、健康を失い、どうやって生きていけばいいかも分からない。だからこそ、同じ様な状況になっている人の話や体験談を本で探したり、実際に交流をしてみよう。その機会を持てた事に感謝です。
この様に、過去の出来事を受け止め、感謝し、次に進むという事を意識的に行なっていければよいのかもしれません。
また、現在持っている物や環境に対して、たとえ小さな事であっても感謝出来ることを探し続けることも同時に行なっていければと思います。
例えば、
●ぎっくり腰や坐骨神経痛にならず、普通に歩くことが出来ていること。
●不自由なく文字を書いたり、ものを運んだり、料理を作る為の両腕があること。
●声を出して言葉を伝えることができ、また言葉を聞く為の耳があること。
●毎日水を飲み、ご飯を食べ、睡眠を取ることが出来ること。
●小言を言ってくる家族だとしても、心配してくれる方がいるということ。
●安心安全な、何気ない日常を送ることが出来ること。
その他にも沢山あるとは思います。
たしかに、失ったものも多いのかも知れませんが、逆に失ったからこそ持っているものの大切さに感謝することが出来ると思います。
ですから、
①過去の出来事を受け入れ、自分を赦し、周りを赦し、感謝していくこと。
②現在持っているものや、何気ない日常に感謝していくこと。
この2つを積極的に行なっていけるとよいと思います。
3.後悔や懺悔ではなく、幸せと喜びを感じられる事を探す。
もしもあなたが現在、心の平安を失い、強い孤独感や悲壮感、虚無感と心の辛さを感じながら生きているのであれば、『後悔や懺悔ではなく、幸せと喜びを感じられる事を探す。』という事を考えていけると良いと思います。
心の平安を失い、強い孤独感や悲壮感、虚無感と心の辛さに苛まれている時に必ずと言っていいほど発生するのは、『後悔と懺悔』になります。
自らがやってしまった事への後悔と、それに対する申し訳無さを伝える懺悔をしてしまいますが、残念ながら『誰もそれを赦してはくれない』というのが現実になります。
いくら謝っても、いくら後悔しても、時間は巻き戻りません。そして、いくら懺悔しても後悔しても、あなた自身がつらい思いをされていても、誰も赦してはくれないのです。
『後悔と懺悔』の期間への対処法は、2つ目に書いた、
①過去の出来事を受け入れ、自分を赦し、周りを赦し、感謝していくこと。
②現在持っているものや、何気ない日常に感謝していくこと。
を積極的に行なっていけると、良いと思います。
そして、これからの人生を生きていく中で大切な事は、『幸せと喜びを感じられることを探す。』という事になります。
あなたは、何をしている時に幸せと喜びを感じますか?
幸せとは、満足感や充実感、心が満たされているということを感じる事を言います。
喜びとは、心がワクワクしたり自然と笑顔になるような事を指します。
●あなたは、何に満足感や充実感、心が満たされているということを感じますか?
●あなたは、何に心がワクワクしたり、何をしたら自然と笑顔になる事が出来ますか?
それは例えば、
●人を助けたり、笑顔にする言動を行い続ける。
●心温まる紙を書いたり、貰ったりする。
●美味しい食事を食べたり、旅行に行き新しい景色を体験する。
●ペットを飼い、手をかけながらも一緒に遊ぶ。
●新しい人達と出会い、人間関係を構築する。
●本を読んだり、知らない知識や知見に触れる。
●料理を誰かに振る舞ったりする。
その他にも、人それぞれ満足感や充実感、心が満たされている事や、ワクワクすることは違います。
もしもあなたが今現在、大切なものを失い、孤独感や閉塞感、胸に穴が空くような悲しみや苦しみに苛まれているのであれば、『自分でこれからの生き方を考える』という転換期なのかも知れません。
そしてそれは『あなた自身を再度見つけ出す旅』というものでもあり、それには、
1.あなたが大切にするもの、したいものを考える。
2.怒りや悲しみを手放し、感謝出来る事を探す。
3.後悔や懺悔ではなく、幸せと喜びを感じられる事を探す。
この3つのステップを踏んでいくことが大切な事になります。
加えて、傍から見て『そんな事』と言われる事であっても、当事者からしたら回復するまでに本当に長い年月がかかる事もあります。
ですので、どうか焦らず、あなたのペースで進んで行けるとよいですね。
この記事が誰かの役に立つことを願っています。
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伊藤 峻