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相手と建設的に話をする為に必要な3つのスキル

こんにちは。

ライフコンサルタントの伊藤峻です。

あなたは、人間関係や男女の関係が崩れる大きな原因について、あなたはご存知ですか?

もしもその原因と根本的な対策方法をまだ御存知でなく、習得することが出来ていないのであれば、それらを早期に習得することで、人間関係に悩まされずに過ごす事が出来るかもしれません。

人間関係や男女の関係が崩れる大きな原因の1つとしては、

●お互いに建設的な会話が出来ていない、もしくは、建設的な会話をするスキルを身につけていない

という事が挙げられます。

これは、仕事での人間関係、男女の関係、親子の関係、友人との関係、全ての人間関係の基盤になる話であり、建設的な会話をするスキルを身に着けていない結果、健康な人間関係を築いていく事が困難になってきます。

また、表面的では上手く人間関係が作られていると思っていたとしても、仲が深まるにつれ、お互いに建設的な会話をする事を辞め、人間関係が拗れるコミュニケーションを取ってしまう傾向にあります。

それでは、建設的な会話をするスキルとは、一体どの様なものになるのでしょうか?

それは、

1.自らの感情をコントロールするスキル

2.相手の話を要約し、確認するスキル

3.自らがコントロール出来ない事は考えないスキル

になります。

それでは、1つ1つ見ていこうと思います。

1.自らの感情をコントロールするスキル

相手と建設的な会話をする為に必要なスキルの1つ目は、自らの感情を適切にコントロールするスキルになります。

理由は、自らの感情を適切にコントロールする事が出来なければ、相手に怒りや妬みの感情を持った言葉を無意識にぶつけてしまったり、それらの感情を示す態度を取ってしまうからです。

例えば、

●Aさんが言った言葉に腹が立つので、明日から無視してやろうと考える。

●Aさんが取った行動が癪に障るので、仕返しをしてやろうと考える。

●恋人が約束を守らない事や注意しても一向に直さない事に腹が立ち、相手を傷つける事を目的に罵倒を浴びせる。

●配偶者が自分の思い通りに変わってくれない為、怒りの感情から相手を強く責め立てる言葉をぶつける。

など、人により様々な例はありますが、自らの感情を適切にコントロールすることが出来ない結果、人間関係を良くする上で必要のない闘いを産んでしまいます。

そしてそれは、人間関係や男女の関係を大きく壊す原因になるだけでなく、人間関係を良くする上で必要な、建設的な会話をするという事が出来なくなってしまいます。

なぜなら、自らの感情を適切にコントロールする事が出来ない方といくら話し合いをしても、話し合いにすらならないという事を相手は解っているからです。

その為、本来であれば建設的な会話や対応をすれば事足りるものを、自らの感情を適切にコントロールすることをしなかった結果、無意識的に、自ら人間関係を悪くする手助けをしているという事になります。

男女の関係でよく男性が、

●もうお前とはやっていけない。

という言葉の背景には、

●感情的になって建設的な話が出来ず、自らの感情に任せた言葉を浴びせ続けるお前とは、人間関係すら構築出来ないから、もうやっていけない。

という言葉が隠れていたりします。

仕事での事を考えてみると、よく感情的になり言葉の全体を見るのではなく、1つの単語にだけ反応してしまう方や、思い通りにならない事に怒りや憤りを感じ、その怒りを同僚や部下にぶつける方は、自らの感情をコントロール出来ていない方に該当するのかもしれません。

自らの感情を適切にコントロールするというのは、後から学ぶことが出来るスキルになりますが、日々の生活の中で練習していかなければ身につけることが出来ないスキルになります。

普段から手軽に出来る事というのは、自らの感情を客観的に捉え、適切な方向に誘導する

●セルフ認知行動療法

を行っていけると、自らの感情を適切にコントロールする術を身につける事に繋がります。

セルフ認知行動療法とは、簡単に説明すると、

①状況(起こった事)

②感情(怒り、悲しみ、妬み、憤りなど)

③自動思考(自動的に考えてしまう事)

④行動(行ってしまった事)

⑤適応的思考(客観的に考え、起こった事の違う側面を探す事)

これらを、日常的に起こるネガティブな感情を持ってしまう出来事に当てはめ、自動思考から、現実を客観的に見ることで、適応的思考に変えていくというやり方になります。

例えば、

①状況:同僚とすれ違った時にとても嫌な顔をされ、話しかけても怒りの感情がこもっている声で話される。

②感情:怒りの感情を持ってしまっている。

③自動思考:同僚から嫌われている様に感じ、自分が何か悪いことや気に触る事をやってしまったのではないかと不安になる。仮にそうだったとしても、言ってくれれば良いだけなのに、それを第どに出している同僚に腹が立つ。

④行動:こちらも同様にすれ違う時に嫌な顔をする。他の同僚と裏で相手のダメな所や失敗を話し合い、間接的な仕返しをする。

⑤適応的思考:客観的に考えてみて、そもそもで同僚の感情をコントロールをする事は自分の管轄ではないので、自分は立ち入らないにしよう。相手もたまたま今日嫌な事があり、怒りの感情が上手く制御できていないのかもしれない。人間誰しもそんな日もあるので、ひとまず見守り、自分は自分の仕事を終わらそう。

というようなものになります。

セルフ認知行動療法で大切な事は、

●あなたはどの感情を強く持つ傾向があるかを知る。

●あなたはどの様な自動思考を持ちやすいかを知る。

●適応的思考を日常的で取り入れていく。

という事になります。

ネガティブな出来事に対して反射的に適応的思考が出てくる様になるまで練習すると、自らの感情を適切にコントロールする事が出来るスキルを身につける事が出来るのかもしれません。

他にも方法は様々ありますが、大切な事は、ネガティブな感情に支配されないという事になります。

2.相手の話を要約し、確認するスキル

相手と建設的な会話をする為に必要なスキルの2つ目は、相手の話を要約し、確認するスキルになります。

理由は、相手が話している内容が必ずしも、あなた自身が考えている事と一致している訳では無ということです。

私達は日本語を母国語にしていますが、同じ日本語で話をしているのに、話がうまく伝わっていないという不思議な状況にしばしば立ち会います。

その理由としては、お互いが育ってきた環境や経験から、お互いが持っている知識レベルや知っている単語が同じではないという事が挙げられるからです。

これは一般的に会社で働いている際に、上司と部下の話が噛み合わないという事や、社内用語を外部の方に言っても伝わらないという事が挙げられます。

男女の関係では、男性脳と女性脳の違いから、結論と目的がない会話を男性が嫌い、腹が立つという事や、相手の男性が自分の話を聞いてくれないという事に不満を持つ、という事が挙げられます。

仕事での人間関係では、ミスコミュニケーションを避けるために、

●相手の話を聞き、話を要約し、必要なポイントを確認するスキル

男女の人間関係では、すれ違いを避けるために、

●男性は女性が話している事を傾聴し、相手の気持ちを理解できたかを確認するスキル

●女性は男性が話している事を要約し、現実的に何が問題なのかを確認するスキル

これらのスキルを身に着けていく事が、相手と建設的な話をする為に必要になります。

インターネットが発達した現代では、多くの場合この、

●相手の話を要約し、確認するスキル

というのが育っていない方も、多く見受ける時代になりました。

その方々の特徴としては、

●相手が話をしている時にしっかりと相手の話を聞くのではなく、頭の中で違う事や自分がこれから言う事だけを考えている。

●相手の話は聞いているが、理解できない単語が複数あり、相手が何を伝えたいのかがしっかりと伝わっていない。

●相手の話は聞いているが、どう要約して何を確認すれば良いのかが分からない。

というものです。

この様になってしまう根本的な原因としては、

①SNSやメディアコンテンツなどを見すぎており、自ら活字を読んで学んだり、話を要約するという事を日常的に行わない結果、論理的に考えて文章を構成する能力が退化している。

②相手と自分の知識レベルと知っている単語に差異があり、また話している相手も分かりやすくかみくだく能力が育っていない。

③相手の話を集中して聴くというスキルを身につけていない。

これらの原因が挙げられます。

つまり、相手の話を要約し、確認するスキルというのは、

●相手の話を集中して聴くスキル + 相手の話のポイントを纏めるスキル

この2つが合わさって出来ているという事です。

これらもまた、常日頃からトレーニングしていかなければ身につかないスキルになります。

筋トレの事を思い出して頂きたいのですが、筋肉もトレーニングしなければ衰えていきますよね?

相手の話を集中して聴くスキルと相手の話のポイントを纏めるスキルというのは、いわば脳の筋トレに当てはまる事になります。

日頃から脳をトレーニングしていかなければ、相手の話も集中して聞けなくなりますし、相手の話のポイントも纏める事が出来なくなります。

これを日常的に鍛える為に出来る事は、話をする側ではなく意識的に聞く側に周り、相手の話している事の要点をまとめる練習をするという事かもしれません。

その他にも、動画を頻繁に見る方であれば、動画を見終わった後に自分の言葉でポイントを纏める練習を行うことも効果的かもしれません。

違う人生を生きて来た相手と建設的な会話をする為には、相手が言っていることを要約し、自らの解釈で合っているかを確認するスキルが必要になります。

3.自らがコントロール出来ない事は考えないスキル

相手と建設的な会話をする為に必要なスキルの3つ目は、自らがコントロール出来ない事は考えないスキルになります。

理由としては、怒りの感情を持ってしまう原因の1つとして、自らがコントロール出来ない事をコントロールしようとするという事があるからです。

例えば、

●相手の言動が気に食わないので、注意をして相手の言動を正しい方に変えたいが、注意しても相手が一向に変わらない為、腹が立つ。

●自分が正しいと思っている事を話しても、相手に否定され続けるため、腹が立つ。

●不当に扱われている事を言っても変わらない現状に腹が立つ。

●相手が嫌味や妬みをあからさまに出す言動に腹が立つ。

のような事なのかもしれません。

基本的に怒りの感情が出る状況で共通していることは、

●自分と他人、もしくは集団

が存在しているということです。

つまり、自分ひとりでは怒りの感情はあまり湧くことは無いが、他者と関わると怒りの感情が出やすくなってしまう、という事です。

そして、1つ根本的に理解しておかなければいけない事は、

●あなたがコントロール出来ることはあなた自身の事だけであり、他者をコントロールすることも、言動を変えることも出来ない

という事です。

私達誰しもが、相手を変えるという事は根本的に出来ないということを理解しなければいけません。

ですから、あなたは、『相手が考えている事や、相手が持っている感情、相手が発言する言葉、相手が取る態度、相手が行うこと』これらを変えることは出来ないという事です。

そして、あなた自身が変えられる事は、『あなたが考えている事、あなたが持っている感情、あなたが発言する言葉、あなたが取る態度、あなたが行うこと』これらになります。

ですから、あなたがコントロール出来ないことをいくら考えたり、コントロール出来ない事をコントロールすることに無駄な労力を費やすのであれば、自分自身で変えられるこのにのみ集中する事が大切になります。

●自らがコントロール出来ないことは、考えない。

という事を日頃から徹底して習慣づける事が、相手と建設的な会話をする為に必要なスキルになります。

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