感情のコントロール方法を学び、日々の生活の中で実践することは心の平安を保つ上で大切になります。
こんにちは。
ライフコンサルタントの伊藤峻です。
あなたは、日々の生活の中で適切に感情をコントロールしていますか?
また適切に感情をコントロールするという事を学び、意識的に実践していますか?
もしもあなたが感情のコントロールが出来ず、思いがけず態度や言動にネガティブな感情が現れててしまい、あなた自身を適切に操縦することが出来ずに、他者を巻き込んでしまっているのであれば、早急に感情のコントロール方法について学ぶ必要があります、
私達人間は誰しもが基本的に『感情的』な生き物であり、自らが持つ『感情』によって言動を行っている事が多くあります。
ポジティブな感情を持っていた場合には、
●相手が喜ぶ顔をみたいから、相手が求めている事をやってあげたいと思う
●仕事が上手く出来る事が楽しいという気持ちから、仕事に対するモチベーションが上がる
●共感できると嬉しいという気持ちから、良いものを人に進める
●良くなるかもしれないという気持ちから、前に進む原動力が生まれる
●相手の幸せを願う気持ちから、相手を励まして勇気づける言葉をかける
●相手から言われた事が気になってしまっても、冷静になり共通の着地点を探すことが出来る
この様に、人生においてプラスになる事をポジティブな感情とモチベーションを持って、日々の生活の中で実践していくことが出来ます。
しかしながら、ネガティブな感情に支配されている場合、
●自分のネガティブな感情を発散するた為に、自分を守り相手を傷つける言葉をインターネット上や現実で平気で行ってしまう
●相手に肯定的な言葉や相手の心が軽くなるような励ましの言葉ではなく、相手を感情的に否定する言葉を投げかけてしまう
●仕事をやってもどうせ周りからの評価も給与も上がらない為仕事に対するモチベーションが低くなる
●どうせ人生は何をやっても良くならないという気持ちから、ネガティブな思い込みをしてしまう
●相手の幸せや周囲の人達の幸せを心から喜ぶことが出来ず、皮肉や嫌味を言わずとも、心のなかにはしまっている
●相手から言われた事に対して感情的に反応し、言いたいことだけ言い、お互いが納得して共にまた歩めるポイントを探す事をやらなくなる
この様に、人生においてマイナスになることを率先して、日々の生活の中で行ってしまう状態になります。
そして、それを続けている場合、残念ながら『心の平安』はなく、毎日がまるで戦場で戦い続けているストレスに塗れた生活になってしまうのではないでしょうか?
それでは今回は、
1.適切な感情のコントロールとは一体どの様な事でしょうか?
2.感情のコントロールが出来ずに失敗してしまった場合、一体何を行えばいいのでしょうか?
この2つの点について書いていこうと思います。
それでは、1つ1つ見ていきましょう。
1.適切な感情のコントロールとは一体どの様な事でしょうか?
感情のコントロールという言葉を聞くと、自らの感情を我慢して絶えることだという風に考えてしまう方も、一定数おられるのかもしれません。
それは、間違った解釈であり、マイナスな方向への思い込みになります。
感情のコントロールとは、自らの感情を適切な方向に誘導することで、現実的で建設的な解決策を導くということです。
自らの感情を適切な方向に誘導すると言っても、何を言っているか難しくてわからないという方もいるかも知れませんので、説明していこうと思います。
自らの感情を適切な方向に誘導するとは、あなたが怒りや苛立ちなどのネガティブな感情を、あなたが自らポジティブに納得出来る方向に向けるということです。
例えば、もしもあなたが誰かに対して怒りや苛立ちなどの感情を持っている場合、
ただ考える事は感情任せに怒りをぶつけるのではなく、何故あなたは怒っており、そして怒りが発生した状況を本来ポジティブに解決するには、一体何が必要だったのだろうか?
と考えることかもしません。
例えば、もしもあなたが誰かに対して怒りや苛立ちなどの感情を持っている場合、
気を紛らわす為に違うことをして我慢するという事ではなく、一時的に気をそらす事と根本的に解決することの2つを考えて、実行していく事かもしれません。
例えば、もしもあなたが誰かに対して怒りや苛立ちなどの感情を持っている場合、
あなたが何をしていたのかを考えずに自分を守るという行為を行うのではなく、自分にはどの様な非があり、また何をしていけば現実的な解決になるのかを考えることかもしれません。
これらの事は、もしもあなたが感情的になり、ネガティブな感情に支配されてしまっている場合、非常に難しくなることかもしれません。
しかしながら、まずは冷静に鳴るために一時的に気をそらす事をやり、落ち着いた時に、何故あなたは怒っていたのか、どの様な状況で怒りが発生したのか、また、それらはどの様にしたら手放して行くことができるか、という事を自ら内省する事が出来なければ、一生怒りの感情を持ち続けながら生きていくという事を『選択』する事になります。
適切な感情のコントロールとは、冷静になれる状況に身を置き、内省し、現実的で建設的に怒りの感情を手放していく為に必要な事を探すという事になります。
2.感情のコントロールが出来ずに失敗してしまった場合、一体何を行えばいいのでしょうか?
感情のコントロールが出来ずに失敗してしまった場合に多く見られるのは、自らをストレスと怒りの感情から守るべく、感情をむき出しにして建設的ではない事を言い続けるというものになります。
もしくは、怒りの感情を我慢し続けている事で、場の雰囲気が悪くなったり、口調が荒くなったりして、終いには言葉までネガティブなものに支配されます。
もしも、感情のコントロールが出来ずに失敗してしまった場合、大きく分けて3つの段階を踏んでいく必要があります。
①冷静に内省し、現実的な解決策を考える事が出来る心の余裕と時間を確保する
②頭の中だけで考えるのではなく、ノートや書き込める媒体で自ら内省した事と、現実的な解決策を体系的に纏めて、頭で理解する
③怒りの状況が発生した相手と、自らの主張をして説得するのではなく、お互いが現実的で建設的な和解策について話し合う時間を持ち、話し合う
というこの3つのステップになります。
何やら『理屈っぽい』と感じる方も居ると思いますが、このステップを行わない限り、現実的に違う価値観を持ってきたお互いが和解することはなく、結果、終わりのない争いが永遠に続く結果になります。
逆に、感情のコントロールが出来ずに失敗してしまったお互いが、これらのステップを踏まずに、お互いに我慢していれば現実的に怒りを忘れ、今以上に仲良くできると思っている方が、現実を無視した条理である『理屈っぽい』とすら感じます。
それは、怒りやネガティブな感情を律して、互いに寄り添い共に歩む事からかけ離れている行為であり、もしも一度お互いに地雷を踏んだ場合、その仮初めの平和は脆く崩れ去ることでしょう。
もしも、感情のコントロールがが出来ずに失敗してしまった場合には、また1つ1つ学び、やり直せばよいのです。誰しも完璧ではないのですから、失敗くらいします。
ですから、この3つのステップをどうか忘れずにおこなって下さい。
それでは、1つ1つ見ていましょう。
①冷静に内省し、現実的な解決策を考える事が出来る心の余裕と時間を確保する
これは、毎日様々なストレスと重圧に苦しむ私達誰しもが、非常に難しい事の1つになります。
なぜなら、私達人間がストレスや重圧に直面した場合、『忘れる』ということや、『気を紛らわす』という事を無意識的に行ってしまうからです。
これは、ストレスから自らを守る『防衛本能』の1つであり、私達誰しもに基本的に備わっている機能の1つになります。
しかし、その機能を意識的に認識して、忙しい毎日だとしても、しっかりと立ち向かう為の時間を作るという事が、必要になります。
1日30分でも良いので、ひとりきりで内省する時間を取ることが出来ることが好ましいです。
②頭の中だけで考えるのではなく、ノートや書き込める媒体で自ら内省した事と、現実的な解決策を体系的に纏めて、頭で理解する
これは、論理的に体系的に自らの感情と内省した点を理解し、現実的な解決策をしっかり整理して理解する為に役立ちます。
私達人間の記憶は、残念ながらそこまで良くはありません。頭で考えた事は5分立てば忘れてしまうものです。
私達の脳には、
I.感覚記憶(5感で感じる記憶であり、数秒しか持たない記憶のこと)
II.短期記憶(数秒から数時間で体験したを記録する記憶のこと)
III.長期記憶(学んだ言葉の意味や体験した事を長年覚えている記憶、また何も考えなくても出来る動作言動のこと)
というこの3つの記憶の種類があるとされており、
私達は基本的に、
●III.長期記憶>II.短期記憶→>I.感覚記憶
という記憶で、人生が構成されていますが、
ネガティブな感情に関しては、
●I.感覚記憶→II.短期記憶▶III.長期記憶
という風に、ネガティブな事の方がより多く、瞬時に長期記憶に記録されてしまいます。
ネガティブな感情は、ポジティブな感情よりパワフルですので、
●この間相手に言われた事で嫌な思いをして、今思い返してみても怒りの感情が湧く
ということであれば、
●ネガティブな短期記憶が脳内で増幅され、長期記憶へと書き記される
という状態になってしまっているということです。
ですので、無意識に短期記憶で増幅する事を止める為に、頭で考え続けるということをやめ、何かしらの媒体に、何故怒りを持ってしまったのか、怒りを持ってしまった状況、この怒りを手放すために現実で出来ることを纏め、内省してから、長期記憶に書き記していく必要があります。
もしもあなたがそれを行わない場合、人生の中で同じ失敗を繰り返し続ける傾向が多くなってしまうのかもしれません。
③怒りの状況が発生した相手と、自らの主張をして説得するのではなく、お互いが現実的で建設的な和解策について話し合う時間を持ち、話し合う
上記の2つをしっかりと行った後には、感情をコントロール出来なくなる状況を作り、お互いにギクシャクする状況を作った相手と冷静に話し合うという最も難しい事をやる必要があります。
もしもあなたが、相手と和解して、共にお互いに励まし合って共に生きていこうという未来を手に入れたいのであれば、この最難関を突破しなくてはいけません。
なぜ、最難関かと言いますと、
●あなた自身の行動や考えはあなたが責任を持って変えていくことが出来るが、私達は誰しもが、相手の行動と考えを変えることが出来ない
という現実に直面しなければいけないからです。
もしもあなたが、相手があなたと同じ様に内省をして、冷静に話し合う準備が出来ていない状態で話をした場合、必ずと言っていいほど相手は反発します。
それは、あなただけではなく、この世に生きる80億4500万人全てに言えることです。
内省をして、お互いに協力しあえる妥協点を誰しもが見つける為に日々自らの至らない点に立ち返り、意識的に努力している人間なんて、極わずかしかいないということです。
だからこそ、いつまでも愚かな戦争を続けますし、社会や会社では争いが多く起こっているのです。
証拠として、日本国で最も多い離職する理由としては、必ずと言っていいほど『上司の仕事のすすめ方が合わない』『労働環境が合わない』『人間関係が上手くいかない』という、どれをとっても必ず人間と上手くいかないという事が明らかになっています。
そして、その様な事を感じつつも、もしもあなたが現状を変えるべく意見を言った所で、相手は自らの行動を省みて、和解し、協力して行くという立場を取る方々が、まずもっていないので、やめるしかないという選択しか取れなくなってしまうのが現実です。
これは、男女関係や家庭関係でも起こり得ることであり、自ら内省して相手と仲良くやっていく為に必要な事は、自分はやると考えていたとしても、相手が協力的ではないケースが多くあります。
その場合に取れる選択肢としては、いくつかありますが、それはそれぞれの状況とステージによって変わってくることになります。
まず、あなたが出来ることは、
●自らの感情を自分自身でコントロールする
という事になります。
そして、
●相手が自らの思い通りに変わるという期待を手放す
ということです。
感情のコントロールを学び実践することは、あなたがあなたの人生を幸せに生きていく為に最重要な事の1つです。
ですからぜひ、学んで心の平安が保たれた日々を実現できることを願っています。
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伊藤 峻