なぜ日本は生きづらい国なのでしょうか?
こんにちは。
ライフコンサルタントの伊藤峻です。
本日は、生きづらさを感じている皆さんに対して、『なぜ日本は生きづらい国なのか』という理由について、私なりの考察を書いていこうと思います。
私はアメリカに正規留学し、4年半ほど住んでいた経験がありますが、今1度、日本という国を改めて客観的に見てみると、やはり生きづらいと感じる人は多いのではないかと思います。
理由としては、『日本という国は元々、同調圧力が強い国』であること、そして、『SNSやメディアコンテンツの浸透が深い』という事が考えられます。
日本という国は元々、同調圧力が強い国です。
日本という国は元々同調圧力が強く、『みんなと同じでなければ、仲間はずれにされるという文化や思考が強く根付いている国』です。
歴史から見ると、約420年ほど前に当時の幕府が押し進めた、『5人組』という制度が関連していると思います。5人組とは、近隣5軒を1組として、互いに互いを見張り、規則通りにしない人がいる組には罰を与えるという制度です。
ここで、グループの皆と同じルールを守らなかったり、同じように従わなければ、除け者にされたり、差別されたりするという思考が、日本人の中に出来上がったと考えることが出来ます。
それに加え、日本には『村八分』という文化もあります。村八分とは、日本がまだ発展途上国の頃、村社会の中で、『村の掟や慣習を破った住民・家族に対して、地域に居住する住民が結束して制裁を与える』という文化です。村の掟や慣習を破った住民家族との交流を絶ち、酷い場合には特定の人物をいじめ、虐げるといった制裁行為を行っていくものです。
『私達のルールに従わなければ、あなたを孤立させます。孤立して虐げられるのが嫌だったら、お互いに監視しなさい。私達が決めたルールに合わない人達は徹底的に疎外しなさい。』
というメッセージがこの『5人組』と『村八分』に込められており、その結果、日本は互いに監視しあう『監視社会』になってしまいました。
そして、現代でも監視社会の文化が深く根付いている為、『みんなと同じにならないといけない』という強迫観念と持ちやすくなってしまったり、周囲から同調圧力をかけられてあなたの心が疲弊してしまうのが、生きづらさを感じる一つの原因なのではないでしょうか?
現代はSNSやメディアコンテンツの浸透が根深い
現代では昔と比べて、SNS媒体を通して、『他人の人生』と『自分の人生』を簡単に比較出来る時代になっています。その結果、相手の送っている幸せそうな生活と、自分が送っている理想とはかけ離れた生活を比べ、自分に落胆して自信をなくしやすくなります。
例えば、SNS媒体で友達が結婚した幸せな写真が流れてきた時に、自分の人生が満たされていない事と比べて落ち込んでしまったり、メディアコンテンツなどで、自分の人生とは関係ない方の幸せで楽しそうな姿を見て、何も満足感がない自分の人生と比べて、落ち込んでしまったりしているのではないでしょうか?
また、SNS上で見ず知らずの人の人生や考え方を見て、気に食わないからと言って『誹謗中傷』をしたり、『故意的に相手の心傷つけ、相手を不幸にしてやろう』と躍起になる方も、多く見かける時代になっています。
そしてまた、現代では子供でも、大人でも、1人1台スマホを持ち、メディアコンテンツ媒体を通して、自分の人生とは全く関係無い、一般人の私生活をネットで簡単に見れる時代になりました。
そして、『インフルエンサーの人達がこう言っているから、それが正しい』と『自ら調べ、考える事を放棄し。他者に考える事を任せるような流れ』が、日本社会では強く構築されていると感じます。
良く言えば『餅は餅屋』ですが、悪く言えば『本来、1人1人が育て、管理すべき論理的な思考を放棄し、他人の言いなりになる事を自ら受け入れていく』ということになります。
メディアコンテンツに掲載されている動画やコンテンツは、自分の人生には全く関係ない他人が、幸せアピールやリア充をアピールし、『収益化する為のポケットの1つ』です。
そして、企業がインフルエンサーにお金を支払い宣伝して貰う『案件』があり、それを継続する事で視聴者に、企業が思い込ませたい情報や倫理観などを投影し伝え広めているのが、『メディアコンテンツの正体』です。
これを一般的に『情報操作』や『印象操作』という風に呼びます。
今までは『情報操作』や『印象操作』の媒体がテレビでしたが、現代においてはSNSのメディアコンテンツ媒体が主流になっています。そしてその情報は多くの場合、鵜呑みにしてはいけないフェイク情報が紛れている事が多いです。
そして、メディアコンテンツを見ている側は、インフルエンサー達が映像で発信している通りの幸せな生活や、素晴らしい生活を『彼らが過ごしている本物の生活』という風に錯覚し、その生活と自分の生活を比較して、自分は不幸だと勘違いしてしまうのではないでしょうか。
あなたの人生と全く関係がない方の人生をみて、羨ましがり、自分の生活と比べてしまうということが、インターネットの発展により、容易に出来る時代になってしまったのも、生きづらさを感じやすくなる一つの原因なのではないでしょうか?
『皆と同じでなければ、仲間はずれにされる』
『メディアコンテンツで流れている情報が正しい。その正しさに従わないと仲間はずれにされる』
『出会った事も話したこともない『架空の皆』と同じ考えを持ち、『架空の皆』がと同じ事をしなければ弾きものにされるから、皆と同じにならなければいけない。』
それは、果たして『本来のあなた』なのでしょうか?生きづらさの原因は、『本来のあなたではなく、誰かが求めるあなた』に必死になろうと、限界値以上に無理をして疲れ果ててしまうからなのではないですか?
もしもあなたが生きづらさを感じているのであれば、それはいつまで持ち続けたい気持ちですか?
あなたは、その生きづらさにいつまで耐え続ける事が出来ますか?
あなたは、本当の意味であなたの人生を生きていますか?
あなたは、心の平安を持ち安心して過ごすことが出来ていますか?
もしまだ心の平安が保たれていないのであれば、あなたはいつ、手に入れるのですか?
心の平安を早期に確立し、人生を長く楽しむか、
心の平安を確立しないで、生きづらい人生を長く続けるか、
あなたはどの選択肢を取りたいですか?
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伊藤 峻
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