人間関係に不安や悩みを抱えているのであれば、相手の責任範囲とあなたの責任範囲を分けると良いかもしれません。
こんにちは。
ライフコンサルタントの伊藤峻です。
私達誰しも何かしらに対し、不安や悩みを持ちながら生活しています。
それは例えば、
●お金への不安や悩み
●仕事への不安や悩み
●人間関係での不安や悩み
●健康への不安や悩み
●漠然とした将来への不安や悩み
そのような事なのかもしれませんし、また人によっては上記の他にも違った不安と悩みを抱えているのかもしれません。
不安と悩みを抱えて生きるというのは、他の動物には基本的に備わっていない『心と未来を考える脳』が備わっている為です。
心があるからこそ不安を感じ、未来を考える脳があるからこそ、不安を解消するには、何をすれば良いのかを悩んでしまうのかもしれません。
そして、多くの場合、
●最短で効果が出る、最も簡単な解決策
を模索する為に必要以上に悩み続けてしまい、『悩み続ける事が習慣化』してしまう傾向にあります。
もしもあなたが、職場での人間関係や、男女での人間関係、友人での人間関係、親子での人間関係、それらに対し、何らかの不安や悩み、問題をを抱えているのであれば、それはお互いに適切な距離感と尊重を持って接する事が出来ていないからなのかもしれません。
今回は、人間関係で不安や悩みを抱えている方に向けて、
1.人間関係において事前に想定しておくべき事
2.人間関係での不安や悩みとの向き合い方
3.あなたの責任範囲と相手の責任範囲を明確にする
この3つのポイントについて書いていこうと思います。
1.人間関係において事前に想定しておくべき事
もしもあなたが、人間関係で不安や悩みを抱えており、生きていく中で軽減させていきたいと強く願うのであれば、まず初めに行うことは、人間関係を構築する中で事前に想定しておくべきことを知るという事です。
理由としては、それらの事前に想定しているかいないかで、相手の基本的なコミュニケーションスタイルがどの様なものであるかを知ることができ、人間関係の不安と悩みに対し、あなたが何をすればよいかが分かるからです。
どの様な人間関係を構築するにすれ、事前に想定しておくべき事は、
①相手は基本的に、あなたは自分と同じ価値観と人生観を持っていると無意識に考え、相手が生きて来た人生観と価値観で物事を話す傾向にある。
②相手は基本的に、あなたとお互いに礼節と尊重がる人間関係を構築しようと考えておらず、相手が言いたい事や思っている事、感じている事のみを話す傾向にある。
③相手は基本的に、あなたが話している最中に、集中して話を聞くのではなく、次に自分が何を言うのか、もしくは言いたい事を頭の中で考えており、あなたの話を聞いていない。
④相手は基本的に、あなたが伝えたい事を正しく受け取れたかを確認する事なく、足りない部分は脳内補完で補う傾向にある。
これら4つの事になります。
つまり多くの場合、相手に分かりやすく言いたい事を伝える為に言葉を選んだり、相手が伝えたい事を集中して聞くという事を行わず、一方的に言いたいことや思ったこと、感じたことを伝えるという方が、基本的に多いという事です。
また、相手が伝えたい事を正しく理解する為の確認をする事をせず、足りない情報や、伝えたいであろう情報を勝手に『脳内補完する』という傾向にあります。
基本的に、この4つの傾向から、
●自分が言ったことが相手に伝わっていると勘違いしている。
●正しい理解をしたか分からないけれど、分かったフリをする。
というミスコミュニケーションが発生してしまい、ある何処かのポイントですれ違いが起き、人間関係が悪化してしまうのかもしれません。
これは、仕事での人間関係、男女の人間関係、友人との人間関係、親子での人間関係全てに通じる事になりますので、上記4つの事を『あなた自身がやっている傾向にないか』についても、事前に確認していく必要があります。
2.人間関係での不安や悩みとの向き合い方
もしもあなたが、人間関係で不安や悩みを抱えており、生きていく中で軽減させていきたいと強く願うのであれば、次に行うことは、人間関係での不安や悩みとの向き合い方を知ることになります。
理由としては、人間関係での不安や悩みとの向き合い方を知ることは、現実的に不安と悩みを軽減させていく解決方法を見つける糸口になるからです。
人間関係で不安や悩みを抱えている方の基本的なパターンは2つあり、
●相手からどう思われているのか、嫌われていないかを考え、不安になりつつもどうして良いか分からず、悩み続ける。
●もしも将来、自分に取って不利な状況や、都合の悪い状況に陥ってしまったらどうしようと不安になり、回避する方法について悩み続ける。
これらの事になります。
この2つに共通していることは、
●あなた自身がコントロール出来ない事について考え、悩み続ける。
という事になります。
相手の脳内や気持ち、考えをいくら考えた所で、その答えを知っているのは相手しかいませんので、不安を抱えて悩み続けても無意味な事になります。
また、『もしもこうなったらどうしよう…。』と未来に対して不安になるという事も、現実でそれを変える行動を行わない限り悲惨な未来が来る傾向にあるのであれば、不安を抱え悩み続けても無意味な事になります。
つまり、
①相手の脳内を考える事
②もしもの未来を考える事
これら2つが人間関係の不安と悩みを引き寄せる原因になり、それにら対する対抗手段について学び、不安と悩みに向き合っていく事が大切になります。
向き合う為に有効な心構えとしては、
●あなた自身が管理できない事と責任を持てない事ついては、あなた自身の人生から切り離して考える。
という事です。
相手が考えている事や思っている事は、相手の自由意志であり、あなたが管理するものでも責任を持つものではありませんので、『相手の脳内を考える事』というのは、あなたの人生から切り離して考えていく必要があります。
また、『もしもの未来を考える事』も悲惨な未来のみに対して不安になり、悩んでいるだけでは意味がありません。あなたが管理し、責任を持てるものいうのは、今目の前にある現実を好転させていく行動を継続していく他ないという事です。
3.あなたの責任範囲と相手の責任範囲を明確にする
もしもあなたが、人間関係で不安や悩みを抱えており、生きていく中で軽減させていきたいと強く願うのであれば、次に行うことは、あなたの責任範囲と相手の責任範囲を明確にするという事です。
理由としては、お互いの責任範囲を明確にすることにより、あなたが本来抱えるべきではない責任を相手の元に戻すことが出来るからです。
『責任範囲』とは、1人で人生を生きていく場合、その方が何を管理し、何を管理しないのかという事を指しています。
つまり、あなたの責任範囲を明確にするとは、あなたが1人で生きていく場合、何を管理し、何を管理しないのかを明確にするという事です。
また、相手の責任範囲を明確にするとは、相手が1人で生きていく場合、何を管理し、何を管理しないのかを明確にするという事です。
多くの場合、自らが管理しなければいけないものを、相手に管理させようという言動から人間関係に軋轢が生まれてしまいます。
人間関係の中で、あなたが管理するモノの代表例としては、
●あなたが持つ感情と思考パターン(自動思考と適応思考)
●あなたが相手の言った事を正しく理解しているか質問をすること
●あなたが相手に対して使う時間と労力を決めること
●相手と建設的な話をする為に、冷静で丁寧な言い回しをすること
●相手の責任範囲をあなたの責任範囲に入れないように意識すること
●相手が話した単語のみを取り上げるのではなく、文章として相手が何を伝えたいのかを集中して聞くこと
●相手が何を思い、考えているのかを邪推しないこと
のようなものになります。
そして、本来であれば相手の責任範囲も、あなたの責任範囲と同等であると、お互いに尊重がある人間関係を構築することが出来ますが、多くの場合そうではないケースがあります。
例えば、本来自らの感情は自らで管理する必要があるにも関わらず、適切に管理が出来なかった結果、相手に対して感情的な言動を取ってしまったり、怒りの感情を持ったことを相手の所為にしてしまう傾向にあります。
例えば、本来相手に対して使う時間と労力を許しすぎた結果、相手の仕事まで必要以上に巻き取ってしまったり、相手から都合の良いように扱われてしまう傾向にあります。
例えば、本来相手が何を思い、何を考えているのかは相手の管理するべきものにも関わらず、邪推してしまったり、相手が考えている事をコントロールする言動を取ってしまう傾向にあります。
自らの責任範囲なのにも関わらず、相手に押し付けて責任を取らせるという事を平気で行う方も多く、また無意識で行っているケースもある為、まずはあなたがあなたの人生で責任を持って管理する事を決めることが大切です。
また、もしも相手が無意識の内に相手が管理するべきものをあなたに押し付けて来た場合、それに対してハッキリと『それを管理するのは、あなたの責任です。』と断れるようになると、人間関係での不安や悩みを軽減することが出来るのかもしれません。
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ライフコンサルタント
伊藤 峻