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ビジネスパートナーリレーションシップの落とし穴

こんにちは。

ライフコンサルタントの伊藤峻です。

あなたは、あなたがどの様な価値観を持って人間関係を構築しているかを意識した事はありますか?

また、一般的な社会ではどの様な価値観を持って人々と接しつつも、自らやるべき事をやる時間を保ち、感情を乱されずに目標を達成していく事が出来るかを考えた事はありますか?

加えて、配偶者や将来のパートナーになる可能性がある恋人と、どの様な価値観を持ち、関係性を深めていく事が出来るかという事について考えたことはありますか?

もしもあなたが、それらの事に対して知識を深めていない状態で、日々何気なく思ったまま、感じたままに過ごしている場合、あなたは大きなハンディキャップを持ちながら過ごしているのかもしれません。

『価値観』という言葉はたった3文字のシンプルな漢字ですが、多くの場合この価値観という言葉の意味をあまり深く理解せずに過ごしている傾向があります。

『価値観』とは、様々な文化と環境で育ってきた私達ひとりひとりが、何に対してどの様な価値を見出していくか、という感じ方と考え方の事を指しています。

そして、主に価値観というものが形成される大きな要因としては、

●生まれ育った家庭環境

●生まれ育った国の社会性と文化

●生まれ育った集団社会と環境

●日常で見たり聞いたりしている情報

という事が挙げられます。

現代では、毒親と呼ばれる方々もいる状態ですので、生まれ育った家庭環境というものがそもそもで崩壊しているケースがあり、幼少期での価値観形成に大きな影響を及ぼしています。

また、国の社会性と文化については、日本ではトップダウンの命令形式を推奨し、年功序列によって年上を敬う事が文化になり、同調圧力によって集団をコントロールする事で社会性を保ながらも経済を循環させるという事が基本になっています。

加えて、幼い方でも1人1台スマートフォンやパソコンを持ち、良くも悪くも様々な情報を気軽に手に入れられる事が出来るようになりましたが、自ら取捨選択をして情報を得なければ、道徳観や思考力を簡単に奪われる世の中になってきています。

その様な不確定要素が多くある現代では、心が繋がるパートナーシップや人間関係を求めるより、利己的でモラルがない言動をしながらも同調圧力で繋がるという事を行っている方が多くなって来ました。

一言で表すと、

●赤信号、みんなで渡れば怖くない状態

になってきているということです。

しかし、様々な価値観を持った方々が日々働き、自らの生活や守るべきものを守りながら過ごしている事を積み重ねた結果が現在の日本を形作っている事も、また事実です。

価値観とは、私達ひとりひとりの感じ方や考え方の基準になるものであるが、現代ではその価値観を構成する要因が崩れ始めてきており、モラルが無くなってしまっている方が増えてきています。

良くも悪くも、様々な価値観を持っている方々が生きている現代において、もしもあなたが、良い人間関係とパートナーシップを構築し、心軽やかに過ごしていきたいの願うのであれば、あなたはパートナーシップとバウンドリー設定について学び、日々の生活で実践していく事が大切になります。

今回は、パートナーシップについて、

1.パートナーシップの意味と種類について

2.ビジネスパートナーリレーションシップの落とし穴について

3.心が繋がるパートナーシップを構築する為には

それでは、1つ1つ見ていきましょう。

1.パートナーシップの意味と種類について

パートナーシップを知るには、まずパートナーシップの意味について理解する必要があります。

Online Etymology Dictionary(英単語の語源や成り立ちが書かれているWebサイト)では、

partnership (n.)

1570s, “state or condition of being a partner,” from partner (n.) + -ship. In the commercial sense, “association of two or more persons for carrying on a business,” from c. 1700.

Online Etymology Dictionary Word Partnership-

と記載されており、

1570年代では、パートナーシップとは”パートナーでいる状態”であり、

1700年代から商業上の意味として”ビジネス行っていくにあたって協力する2つより多い集団組織”という事が語源になっているそうです。

また、パートナーの語源としては、

partner (n.)

c. 1300, partiner, “a sharer or partaker in anything,” altered from parcener (late 13c.), from Old French parçonier “partner, associate; joint owner, joint heir,” from parçon “partition, division. portion, share, lot,” from Latin partitionem (nominative partitio) “a sharing, partition, division, distribution” from past participle stem of partire “to part, divide” (from pars “a part, piece, a share,” from PIE root *pere- (2) “to grant, allot”).

The form in English has been influenced by part (n.). The word also may represent Old French part tenour “part holder.” From late 14c. as “one who shares power or authority with another;” the commercial sense is by 1520s. Meaning “a husband or wife, one associated in marriage with another” is from 1749.

Online Etymology Dictionary Word Partnership-

と記載されており、

Partnerの語源は1300年代まで遡り、 partiner,”何かしらを共有する人、部分的に持っている人”という意味が語源あるが、古フランス語やらラテン語からも同様の意味を用いて意味が変更されていったと書いてあります。

そして、英語では1400年代の古フランス語、tenour “一部を持っている人”という言葉に影響を受けているとのことです。

また、1520年代では商業的な意味として”他の人と権威や権力を共有する人”として使用され、1749年からは、”結婚関係にある夫か妻”というふうに使用され始めたとのことです。

パートナーシップという言葉の基盤になっている意味というのは、現代で言う所の、

●ビジネスパートナーシップ

になっており、それは、

●相互利益の為に協力し合う関係

ということです。

ビジネスパートナーシップでは、現実的な利益と建設的な行動を行い、互いに利益を追求し合う協力関係ということですので、多くの場合、そこには慈しみや同情、他者への理解というものは存在していない傾向にあります。

例えば、仕事をしている時の事を思い浮かべて下さい。

もしもあなたが今日中に終わらせなければいけない仕事があった時、あなたは自らの仕事範囲が余裕を持ってやるべき事が終える事が出来ないにも関わらず、隣で困っている同僚の仕事を手伝うという事を、率先して行いたいと思いますか?

また、自らの時間を犠牲にし、同僚の話を聞いたり、悩みを解決する手助けをしようとしようと思いますか?

その様に時間を使うのであれば、自ら与えられた仕事を余裕を持って終わらせ、自らの価値を高める事に時間を使い、利益を最大化する事に時間を使った方が有意義だとは思いませんか?

ビジネスパートナーシップでは、お互いが自ら自分自身の価値を高め続け、互いの利益の為に協力し合うという事を前提にしている為、相手の心に寄り添う時間があるのであれば、自らの価値を高める事に時間を費やし利益を最大化する、という価値観を基盤としています。

資本主義経済では、この概念を基盤にしています。

しかしながら、先程、パートナーの語源について見た通り、ビジネスパートナーシップ以外にも、もう一つ意味があることに気が付き、見ていかなければいけません。

パートナーのもう一つの意味としては、”結婚関係にある夫か妻”という意味があります。

そして、多くの場合、このパートナーとの関係を良好に保つ秘訣をお互いに知らず、夫婦関係の基盤をビジネスパートナーシップにしてしまっている事が、夫婦関係や男女の関係で起こる争いの根本的な原因の1つになります。

あなたは、

●ビジネスパートナーシップ

●婚姻関係でのパートナーシップ(心が繋がるパートナーシップ)

どちらを優先させていきたいという価値観を持っていますか?

2.ビジネスパートナーリレーションシップの落とし穴について

もしもあなたが、ビジネスパートナーシップという価値観を持ち、夫婦関係や男女関係に適応している場合には、その関係は、

●ビジネスパートナーリレーションシップ

と言われる人間関係になっているかもしれません。

●ビジネスパートナーシップ

と、

●ビジネスパートナーリレーションシップ

の違いは、社会性のある集団に属している時の人間関係か、1対1の人間関係かの違いになります。

ビジネスパートナーシップでは、あなたが会社や社会に属している時にあなたの価値を示す為に、会社や社会に取って利益になり、あなたにとっても利益になる行動をすることです。

ビジネスパートナーリレーションシップでは、あなたがあなたの配偶者にとって利益になる事をやり、あなたの配偶者も、あなたが与えたものと同等の価値がある利益を返し続けるという関係です。

ビジネスパートナーリレーションシップを夫婦関係や男女関係の基盤にしており、関係が悪化しているケースで良く耳にする言葉は、

●相手の利益の為にやってあげたのに、相手から自分が求める利益が返ってこない

●相手と建設的な話をしていきたいのに、相手は聞く耳を持たない

●相手の意見に賛成してあげたのに、相手は自分の意見に賛成せず否定ばかりする

●お互いの利益になることを提案しているにも関わらず、提案を否定され、怒りの感情や暴言を言われる

●相手と話が出来ない為、無駄な時間を使うのであれば自らの価値を高めたり、富を増やすことに時間と労力を費やす

●相手を相互利益を生み出すビジネスパートナーとして見れないため、自分の欲を満たし利益になってくれる方を探す

とう事が起こり、多くの場合お互いに何も言わない不健康な関係が続いている状態を続けるか、どちらか一方が不倫や浮気をし、更に人間関係が悪化するというケースがあります。

ビジネスパートナーリレーションシップが上手くいく夫婦関係や男女の関係で基礎になることは、『2人が同じ目標に対して日々努力し、結果を出し続け、達成していく』ということです。

仕事を考えてみると、一般的に企業で働いている際には必ず、

1.長期経営計画(10年後を見据えた計画)

2.中長期経営計画(3~5年後を見据えた計画)

3.短期軽々計画(毎年更新される計画)

があり、最終的に長期経営計画を達成する事を目的にしています。

その為に、各部署が年度計画を作成し、そして各個人が達成する年度計画を毎年作成し、中間評価と年間評価を経て、各個人の頑張りが評価されるシステムになっています。

ビジネスパートナーリレーションシップの夫婦関係や男女関係では、これらを同様に作成し、毎年お互いに目標を立て、仕事と同様に私情を入れず、文句を言わず、日々達成する為に1つ1つやり続けていくという事が、最も理想的な関係になります。

●2人が同じ10年後を見据えた計画を立て、3~5年後を見据えた計画を立て、それらを達成する為にお互いに毎年計画を立て、文句を言わずに実行し続ける

という事が、ビジネスパートナーリレーションシップで行うことが出来ると、とても円滑な人間関係を構築するだけでなく、お互いに取って利益になる事を継続することが出来ます。

しかしながら、このビジネスパートナーリレーションシップの落とし穴は、

●そもそも、人生とは計画どおりに進める事はほぼ不可能である

●そもそも、人生の全てを仕事にする事は誰しもが出来ることではない

●そもそも、この様な関係で愛情を感じる事が出来るか分からない

●そもそも、人間ですのでそこまでの気力と体力を持ち合わせていない

という事になります。

ですから、多くの場合、片方だけが頑張り続ける不健康な関係になってしまっていたり、お互いに心から相手に求める事を与えたり、受け取ることが出来ず、心が疲弊してしまい、関係が悪くなってしまうという事が発生してしまいます。

そして、男性の多くはビジネスパートナーリレーションシップを無意識的に夫婦関係や男女の関係に入れ込んでいる傾向があり、女性の多くは心が繋がるリレーションシップを無意識に夫婦関係や男女の関係に入れ込んでいる傾向があります。

これは、男性脳と女性脳の違いから生まれることになりますので、どっちが良い悪いではありません。

もしも現在あなたが、不健康な人間関係を持っている場合、大切な事は、あなた自身がどの様な価値観を持っているかを自覚し、これから何をしていけばお互いの納得点を見つけ出せるかという事になります。

3.心が繋がるパートナーシップを構築する為には

パートナーシップという言葉には、

1.ビジネスパートナーリレーションシップ

2.心が繋がるリレーションシップ

があり、

多くの場合ビジネスパートナーリレーションシップの価値観を持ち、夫婦関係や男女の関係を構築している方も多く見受けられますが、それには落とし穴が多くあるということです。

もしもそれらを回避していきたいと思うのであれば、同時に心がつながるリレーションシップについても学ぶ必要があります。

もしもそれを見逃してしまった場合、本来パートナーシップが持っている意味の半分しか解っていない状態である、という事を書いてきました。

パートナーシップのもう1つの意味は、”結婚関係にある夫か妻”ということだという事が解りましたが、それでは様々な背景を持ち、お互いに違う価値観を持って生きている男女は、どうしたら心が繋がるリレーションシップを構築することが出来るのでしょうか。

もしもあなたが、心が繋がるリレーションシップを人生で構築し、心の平安が保たれて幸せな日々を送りたいと強く願う場合、たった1つだけ持っていなければいけない核になるものがあります。

それは、

●素直な心

その理由としては、素直な心がなければ人の話を聞き、湾曲せず、適切に意味を理解し、アレンジせずに日々の生活の中で実行する、

という事が出来なくなってしまうからです。

私達は不思議な事に年を取れば取るほど、素直ではなくなっていきます。それは、素直でいるということは、他者から利用され、騙され、搾取する事に繋がる危険性があるからです。

しかしながら、本当に心から繋がるリレーションシップを構築していきたいと願うのであれば、そこには嘘偽りのない誠実な態度というものが存在していなければ、そもそもで構築する事が難しくなってしまいます。

相手の話を素直に聞き、素直に相手が心から求めるものを聞き、素直に相手が求めているものを手渡し、日々関係を良くする為に出来ることを行い続けるという素直さが必要になります。

もしもあなたが、心から繋がるリレーションシップを求めているのであれば、それは愛情と同様に求め続けるだけのものではなく、与え続ける事なのかもしれません。

心から繋がるリレーションシップの基礎は、相手の心に繋がる言葉を投げかけ、話を素直に聞き、相手の心に寄り添うコミュニケーションを行い続けるということになります。

そして、お互いにそれを行い続けるという関係になった時に始めて、心から繋がる夫婦関係や男女関係を構築することができ、日々メンテナンスを欠かさない事が、夫婦関係や男女関係にある時に、心の平安を保ち続ける事に繋がります。

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