愛は全てを変え、あなたの人生を突き動かす原動力になります。
こんにちは。
ライフコンサルタントの伊藤峻です。
あなたは、『愛』という言葉とその中身について、ご自身の言葉で説明することが出来ますか？
スマホやインターネットに頼らず自分の頭で考え、
愛の本質と愛を示す言動について説明することが出来ますか？
これは非常に難しい問いであり、どの時代でも私達人間が見つけ出そうとしてきた、非常に難易度が高く、実行することも難しい問いです。
そしてまた、現代では愛という言葉が至る所で乱用されており、『愛』の意味をしっかりと理解せずに使用されています。
私達人間は元々他の動物にはない『慈愛の心』を持って生まれてきました。
そしてその『慈愛の心』を満たすものが『愛』という訳です。
『慈愛の心』を『愛』で満たす事が出来なかった場合、
心の隙間はやがて、無視する事が出来ないくらいにまで広がります。
その結果、他者を傷つける感情的な言動をしてしまったり、現実逃避アクティビティに依存するきっかけを作りやすくなるだけでなく、浮気や不倫など不貞行為を行ってしまうきっかけにもなりかねません。
『愛』を受け取ることが出来なければ、違うもので代用して気を紛らわすことを無意識的にやってしまう傾向があります。
また、いくらお金を稼ごうと、豪邸に住んでいようと、『慈愛の心』を『愛』で満たすことが出来なければ、非常に虚しく心が貧しい気持ちを持ち続けて生きていく事になります。
『愛』があれば、どんなに辛く険しい道であろうと一歩ずつ前に進むことが出来ます。一歩一歩希望を持って毎日を後悔なく生ききる事が出来ます。
『愛』がなければ、前に踏み出すその一歩は鉛以上に重く、立ち向かう現実はまるで深々と突き刺さる茨の森を突き進む様なものです。
それでは、なぜ『慈愛の心』を持つ私達が、幸せに生きていく為に『愛』で慈愛の心を満たしていくことが必要であるにも関わらず、未だに『愛』とは何かを正しく知らない人が多く、『慈愛の心』が空っぽになっている方が多くいるのでしょうか？
『愛されたい』と強く願うのにも関わらず、なぜ『愛されない』という虚しくも残酷な現実が待ち受けているのでしょうか？
今回は、『愛は全てを変え、あなたの人生を突き動かす原動力になります。』について、
1.愛とは
2.愛を知らない原因と愛が無くなる原因
3.あなたから始める
この3つの観点から書いていこうと思います。
1.愛とは
愛という言葉は、たった1文字なのにも関わらず私達を混乱させる言葉であり、世界中で最も力がある言葉です。
『愛されていると感じたい』という欲求は、私達人間が持つ基本的な欲求の1つです。なぜなら、『慈愛の心』を満たすことが出来るたった1つの揺るぎないものだからです。
愛に飢えている状態では、
●大切な人から等身大の私を肯定される言葉を投げかけて貰い、私は愛されていると感じたい。
●大切な人から励まされる言葉を言って貰い、心の底から私は愛されていると感じたい。
●大切な人と心の底から繋がれる時間を過ごし、私は大切な人間だと思いたい。
●大切な人と一緒に楽しい事を共有する事で、私は愛されていると感じたい。
●大切な人が私の為を思ってしてくれた事を受け取り、私は愛されていると感じたい。
●大切な人が私が欲しい物をプレゼントしてしてくれる事で、私は愛されていると感じたい。
●大切な人に尽くす事で、相手から心の底からの感謝を受け取りたい。
●大切な人から抱きしめられることで、私は愛されていると感じたい。
この様に『愛されていると感じたい』という欲求が強く心の中にある状態になります。
そして『愛』を受け取る事が出来ない状態では、
●愛を与えてくれない相手に非常に強い怒りと憎悪をもち、罵倒する言葉や否定する言葉を相手にぶつける。
●愛を与えてくれない相手に対して強い怒りと憎悪を持ち、もはやどうでもいいと思い、私利私欲に走り暴力的になる。
●愛を与えてくれない相手に感情的になり、心に溜まった鬱憤を発散する為に口論や喧嘩を率先して行う。
●愛を与えてくれない相手に気がついて貰う為にわざと問題行為を起こし、相手の意識を自分に向ける。
●愛を与えてくれない相手を支配する言動をし、例え相手が望まないとしても無理やり自分が望む『愛』を手に入れようとする。
●愛を与えてくれない相手を見限り、間違っていると知りながらも不貞行為を行い、他の人から自分が求める愛を受け取る。
●愛を与えてくれない相手を見限り、アルコールやタバコに依存して愛されたいという欲望を忘れる。
●愛を与えてくれない相手を見限り、お金を使う事で愛されたいという欲望を忘れ、気を紛らわす。
この様な言動をする傾向にあります。
『愛されていると感じたい』という気持ちが満たされない結果、感情的になり、暴力的になり、支配的になってしまうのが、人間として私達誰しもが持つ性質になります。
『慈愛の心』が『愛』で満たされている状態では、
●愛されていると実感している為、仕事上でどんなに不安やストレスを感じたとしても安心感を得ることが出来る。
●愛されていると実感している為、たとえどんな事があろうとも自分は価値のある人間で、この世にとって必要な存在であることに自信を持つことが出来る。
●愛されていると実感している為、自分が現在やっている事やこれからやる事にたいして確固たる自信を持つことが出来る。
●愛されていると実感している為、こんなに愛されている自分の人生には非常に重要な意味があり、自分にはこの世での存在価値があると信じることが出来る。
●愛されていると実感している為、愛を捧げ、愛を受け取る事が出来る自分の人生は本当に幸せだと心から思うことが出来る。
●愛されていると実感している為、この世に生まれた事や今まで自分が歩んだ人生、そして共に生きていく人達に感謝の心を持つことができ、毎日を後悔することなく楽しんで過ごす事が出来る。
●愛されていると実感している為、自分自身だけではなく、他の人の幸せを心から願い、幸せになる為に自分自身が出来る事を率先してやることが出来る。
この様に、自分から存在価値を認める事ができ、安心感と希望を持って日々を過ごすことが出来ます。
愛がない状態と、愛がある状態では、こんなにも世界は変わってみえるものです。
2.愛を知らない原因と愛が無くなる原因
私達の人生を大きく左右する１つである『愛』ですが、なぜ多くの方が『愛』を知らず、『愛』を見失ってしまうのでしょうか。
愛を知らない原因として考えられることは大きく分けて２つあり、
①愛に対して正しい知識を持っていない
②愛を受け取らずに生きてきた
ということになります。
1つ1つ見ていきましょう。
①愛に対して正しい知識を持っていない
愛を知らない原因の1つとしては、愛に対して正しい知識を持っていないという事です。
理由は、愛に対して正しい知識を知らなければ、そもそも愛を示すことも感じ取ることも出来ないからです。
また、時代背景や所属しているコミニュティによって愛に対しての知識に偏りがあり、間違った愛を愛だと勘違いしてしまう場合も多くあります。
例えば、
●働いてお金を稼ぎ、欲しい物を買い与える事が愛だと考えている。
●より多くのお金を費やすことが愛だと考えている。
●相手が求めていなくても料理を作ったり掃除をすることが愛だと考えている。
●夫は稼ぎ、妻は家事洗濯、子育てをすることが愛だと考えている。
●相手が間違った選択をしない為にあれこれ注意することが愛だと考えている。
●相手の人生が良くなるようにアドバイスすることが愛だと考えている。
など、それらは一見愛に見えるかも知れませんが、実際には愛ではありません。
愛とは、
●相手の自由意志を尊重し続けることを選択すること。
●相手が求める愛の言語を知り、日常の中に相手が受け取りたい愛を示す行為を入れることを選択すること。
●相手が求める愛を何十年も継続的に示し続けることを選択すること。
●相手から愛を示されなくても自発的に示し続けることを相手に伝え、一貫して相手が受け取りたい愛を示し続けること。
●相手の為にあなたが何かをしてあげることを継続すること。
●相手が相手が愛を感じる事を確認し、与え続けることを選択すること。
ということです。
愛とは『相手が求めている愛』を自ら自発的に与え続けることを選択し、何十年であろうと一貫して与え続けるという事です。
ですから、
●相手が『欲しい物を買い与える』ことを求めていないのであれば、やらない事を選択すること。
●相手が『より多くのお金を費やす』ことを求めていないのであれば、やらない事を選択すること。
●相手が『家事洗濯や掃除』を求めていないのであれば、やらない事を選択すること。
●相手が『亭主関白』を求めていないのであれば、やらない事を選択すること。
●相手が『注意や支配的な言動』を求めていないのであれば、やらない事を選択すること。
●相手が『アドバイス』を求めていないのであれば、やらない事を選択すること。
それらの代わりに、
●相手が求めている事を知り、一貫してやり続けること。
が、愛情を示すという事になります。
これは、親子関係であろうと夫婦関係であろうと変わらない『愛』です。
②愛を受け取らずに生きてきた
愛を知らない原因の1つとしては、愛を受け取らずに生きてきたという事です。
理由は、愛を知らない夫婦に育てられた子供は、自発的に愛について正しい知識を学ぶ機会がなければ、両親と同様に、愛を知らずに生きていく事になるからです。
愛を知らない夫婦や親子関係に多く見られる事として、
●お互いの悪い所ばかりを責め立て、過去に行った言動を根に持ち、お互いに嫌悪感を持ち続けている。
●お互いに相手の言動をコントロールする、支配的で暴力的な言葉を頻繁に口にする。
●お互いに相手の事は『どうでもいい』と考え、形だけの仮面夫婦を続けている。
●お互いに信頼関係はなく、嘘と疑念にまみれた関係になっている。
●子供の言動を厳しく管理し、暴力的な言葉で子供を従わせようとしている。
●子供の自由意志を尊重せず、両親が思っている正しいを子供に押し付ける。
●子供に対して不安と恐怖心を煽る言葉を使い、両親が思う道に進ませようとする。
●子供に対して『世間一般』『みんなは』『普通そんなことしない』などの同調圧力を使い、子供の自由意志を否定し、両親が持つ価値観を押し付ける。
といったことです。
また、愛がない関係で度々耳にする言葉としては、
●相手の為を思ってプレゼントしたのに、相手は感謝すらしてくれない。
●相手の為を思って料理や家事を頑張ったのに、相手は見向きもしてくれない。
●相手の為を思ってアドバイスしたのに、相手はアドバイス通りに行動をしてくれない。
●相手の為を思って仕事を頑張ったのに、相手は何一つ褒めてくれない。
●相手の為を思って旅行プランを立てたけれど、相手は一つも嬉しそうじゃない。
●相手の為を思ってスイーツを買ってきたのに、相手は感謝もしてくれない。
ということであり、これらは必ず、
●自分が良かれと思ってやったことを、相手は望んでいなかった。
という状況によって、発生することになります。
つまり、
●思い込みという名のありがた迷惑の押し付け。
というのが、間違った愛の示し方になります。
そして、その様な環境で育てられた子供は、両親がしてくれた愛のない行動こそが、『愛』だと勘違いして、それを何の疑いもなく実行し続けてしまいます。
その結果、本来お互いに協力しあい、愛を深めて行くはずだった２人の間に亀裂が生まれ、愛が無くなる状況を作り上げてしまう事に繋がります。
そして、愛が無くなった関係では、愛以外の『慈愛の心』を埋める代用品を人生の中心に置いてしまい、現実逃避アクティビティや不貞行為を行ってしまうという事になります。
『愛されていると実感したい』という欲求を諦めきれないのであれば、まずは愛について正しい知識を身に着け、自ら愛を示していくという事が大切になります。
そしてそれは必ず、あなた自身を幸せにするだけでなく、あなたの大切な人達も幸せにすることに繋がる事になります。
愛が無くなる原因として考えられることは大きく分けて２つあり、
①圧倒的なコミュニケーション不足
②愛以外が人生の中心になっている
それでは１つ１つ見ていきましょう
①圧倒的なコミュニケーション不足
愛が無くなる原因の１つに、圧倒的なコミュニケーション不足というものがあります。
コミュニケーションとは、『あなたの身なり、仕草、言動、目配り、声色、抑揚、エネルギー、立ち振舞、現在のあなたを表現する全ての情報から、相手が感じ取る情報や印象』のことを指しています。
ですから、身だしなみ、声の高さ、声の柔らかさと抑揚、言い回し、伝え方などを気にかけることが、相手と良好なコミュニケーションを取る上で基礎になってきます。
しかし、ここで言う圧倒的なコミュニケーション不足というのは、上記に挙げた事よりも、もっとシンプルなものです。
それは、
●相手が求めている事を正しく理解し、確認し、相手にそれを行って良いかを確認すること。
●相手に感謝の言葉を明確に、伝わる言い回しで伝えるということ。
●相手が断った場合は、冷静にまたの機会にと素直に引き下がる。
という事です。
例えば、
●そう言えば、この前美味しいケーキを食べたいと言っていたよね？丁度美味しいケーキ屋さんを見つけたんだ。君さえ良ければ、今週末一緒に行きたいと思うんだけど、どうかな？
●いつも家事を頑張ってくれてありがとう。私が出来ることで労ってあげたい気持ちがあるんだけど、何をすれば君は嬉しいと感じるかな？
●あなたはいつも私達の為に頑張ってくれて、本当に感謝しているの。あなたを労ってあげたい気持ちがあるのだけれど、あなたは私がどのようなことをしたら幸せに感じるかしら？
この様に、相手に感謝を示しつつ、相手が心の底から求めている『愛を示す言動』を聞き出し、それを一貫して実行するというコミュニケーションが不足しているというのが、愛が無くなる原因の１つです。
現在では、インターネットやアプリケーションで、１言２言の単語で会話をすることが多くなってきており、『心の籠もった文章』『愛が詰まった文章』というのを書かなくなる事が増えてきたように感じます。
しかし、いくら単語単語のコミュニケーションをしたとしても、質の高い愛を感じるコミュニケーションを意識的に行わない限り、愛を感じ取るのは難しくなってしまいます。
その為、
●相手がしてほしいことを確認する作業を怠らないこと。
●相手を肯定する言葉と励ます言葉、感謝を示す言葉をなげかけること。
これらを徹底して行っていくことが、コミュニケーション不足にならない為に必要になります。
②愛以外が人生の中心になっている
愛が無くなる原因の１つに、愛以外が人生の中心になっている場合があります。
それは例えば、
●お金をできるだけ多く稼ぐことが人生において一番大切だと考えている。
●仕事での成功が人生において一番大切だと考えている。
●自由に好きなものを手に入れられる事が人生において一番大切だと考えている。
●自分の趣味に没頭することが人生において一番大切だと考えている。
●相手を支配することが出来る社会的地位が人生において一番大切だと考えている。
●自尊心と自己顕示欲を示せる事が人生において一番大切だと考えている。
●アルコールやタバコに依存して満足感を得ることが人生に置いて一番大切だと考えている。
●メディアコンテンツやSNSに依存して他人の人生を生きることが人生に置いて一番大切だと考えている。
ということかも知れません。
しかし、これらは意識的に行っている部分と無意識的に行っている部分があるため、自分自身の行動と、何処に一番時間とエネルギーを費やしているかを調べてみると、何が自分の人生の中で中心になっているかを知ることが出来ます。
もしもそれば、『愛』を示し続け、『愛』を育むことではない場合、いくら『愛されること』を求めていたとしても、愛が無くなる原因の１つになる事は明白です。
なぜなら、『愛』を学ぶ事に時間とエネルギーを使わず、『愛を示すこと』に時間とエネルギーを使わなければ、『愛』は手に入るものではないからです。
3.あなたから始める
ここまで『愛』とは何か、『愛がない状態』だと一体どんな事が起こるのかについて学んできました。
もしもあなたが『愛』を十分に貰えていない場合、『愛』を与えてくれない相手に『愛』を示していくことは非常に困難なことではないでしょうか？
この問いは既に何千年前かに問われている問いであり、明確に答えが出ている問いの１つです。
その答えは、
●もしもあなたが『愛されることを実感すること』を諦めたくないのであれば、相手がどんなにあなたに対して酷いことをしようが、あなたから『愛』を示し続けることが必要である。
という事です。
これは、相手からあなたが『玄関マット』の様に踏みにじられていたとしても、我慢して献身的につくしなさい。ということではありません。
それは、とても盲目的な判断であり、目隠しした状態で高速道路を歩いているようなものです。
愛とは、理性的な選択の連続になります。
もしも相手から『愛されることを実感すること』を得たいのであれば、相手と愛について真剣に話し合い、どうなりたいかを相談し、お互いに了承し、行動で示し続けていく事が必要になります。
もしもまだ話し合える段階にいない場合、適切な順番と言動を示し続け、愛を手に入れる為に必要な人間関係まで戻していく事が必要になります。
そして、愛されたいと願うのであれば、
●愛について正しい知識を学ぶこと。
●自分が愛を感じる状況と行為について自覚すること。
●相手が愛を感じる状況と行動について知ること。
●相手と真剣に愛についてはなし、日常生活でお互いに愛を示す行動を行うこと。
を、あなたから自発的に行っていく事が必要になります。
慈愛の心が愛に満たされた世界では、
●あなたの存在価値と存在意義が明確になり、安心感を持って生きることが出来るようになる。
●愛されている事を実感することができ、日々幸せな気持ちで前に進むことが出来る。
●求めている愛情を受け取ることができ、感謝と喜びに満ち溢れた毎日になる。
●求めている愛情を受け取ることができ、自分だけでなく周囲の人達の幸せを願える。
そのような、暖かい気持ちを持って生きることが出来ます。
それは本来、『慈愛の心』を持った私達に与えられている祝福であり、この世を満喫する為に本当に必要なものです。
私達人間は、『愛』がなければ生きていくことが出来ない生き物です。
この記事が、あなたが『愛』について学び、幸せになるきっかけになることを願っています。
あなたの心の平安と、不安とストレスがない幸せな日々を願っています。
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伊藤 峻
