不安と不満に打ち勝つたった1つの方法
こんにちは。
ライフコンサルタントの伊藤峻です。
あなたは、一体どんな事に不安と不満を感じるかを考えた事がありますか?
『不安と不満』というものは頭で考えるものではなく、
自然と心で感じ取る『感覚』であるため、
今一度、頭で考えるという事はやらないのかもしれません。
私達は普段、
●意識的に
行動するよりも、
●無意識的に
行動する方が圧倒的に多い傾向にあります。
例えば、
多くの方は相手と口論になった際に、
相手が発したある特定の『単語』にだけ反応して、
反射的に自分の意見を言ってしまったり、
感情的な言動をしてしまうのではないでしょうか?
それは、元々私達は無意識的に行動する生き物という側面を持っているからです。
ですので、
私達が不安と不満を強く無意識的に感じ取った際に、
●一体何に対して不安と不満を感じているのか
●一体どうして不安と不満を感じているのか
●一体どうやってこの不安と不満を解消すれば良いのか
ということを意識的に考え分析せず、
現在感じた不安や不満を、
●忘れる
●解消する
ことを無意識的に行ってしまいます。
例えば、
●不安と不満を忘れる為に無意識的に、他の人に愚痴をこぼして共感してもらう
●不安と不満を忘れる為に無意識的に、不道徳であったとしても夢中になれる事を行う
●不安と不満を忘れる為に無意識的に、ギャンブルであったとしてものめり込む事が出来る事を行う
●不安と不満を忘れる為に無意識的に、アルコールやタバコを摂取する
●不安と不満を忘れる為に無意識的に、他人を傷つける事や他人の時間を奪う行動をする
●不安と不満を忘れる為に無意識的に、怒りの感情を他人にぶつけて不安を発散する
●不安と不満を忘れる為に無意識的に、SNSやメディアコンテンツを徘徊し続ける
●不安と不満を忘れる為に無意識的に、一日中布団に横たわりインターネットを見続ける
といった『現実逃避アクティビティ』を行ってしまいます。
そしてそれらの行為は、
不安と不満に感じる根本的な理由を見つけ、
現実で取り除く為の行為ではないことは、既にお解りのとおりだと思います。
あなたが持っている不安と不満に対してしっかりと分析し、
根本的に解決する為の手段を見つけ、現実で実行し続けることは、
あなたが持っている弱点を明確にし、補い続ける事と同じです。
そして同時に、
あなたの弱点を確りとあなた自身で把握する事は、
悪意に付け込まれないようにする為には必須な事になってきます。
もしもあなたが、
不安や不満に感じる事を放置し、
無意識的に『現実逃避アクティビティ』を行ってしまう場合、
あなたは、あなたが本当に大切にしたいものを失うだけでなく、
『時間』も『若さ』も『未来』も、失ってしまう事になりかねません。
今回は、『不安と不満に打ち勝つたった1つの方法』について、
1.あなたが持つ不安と不満に対して知る
2.あなたが不安と不満を感じた時に行うべき事
3.不安と不満に打ち勝つたった1つの方法
この3つの観点から書き記していこうと思います。
それでは、1つ1つ見ていきましょう。
1.あなたが持つ不安と不満に対して知る
あなたは、一体どの様な事に不安と不満を感じるかを考えたことがありますか?
『不安』とは、どこか気がかりで安心出来ないことであり、
『不満』とは、どこか心が満たされない状態の事を指します。
あなたの心が『不安と不満』を感じるパターンには大きく分けて2つあり、
①あなたの生活や人格が脅かされる状態
②あなたが望むものを手に入れることが出来ない状態
前者は『生存の危機』に関係しており、
後者は『満たされない心の隙間』に関係しています。
①あなたの生活や人格が脅かされる状態では、
●あなたが行った行動を強く批判され、周囲に嫌われたのではないかという不安と、自分は間違っていないと思い、不満に感じる
●あなたが行った行動で損害が生まれ、会社をクビになってしまうのではないかと不安と、自分は悪くないと思い、不満を感じる
●このまま仕事を続けても安定した生活が出来ないと不安に感じ、どんなに頑張っても待遇が変わらない事に不満を感じる
●このまま現実逃避アクティビティを続けたら、自分には何も残らないと不安に感じ、生きやすい社会にならない事に対して不満を感じる
●他人から否定や非難をされ続け、自分は間違っているのではないかと不安に感じ、否定や非難を平気で行う人に対して不満を感じる
●あなたと周囲の方の人生を見比べて落胆し、これからどうすればいいのかと不安に感じ、周囲の人達が自分を助けてくれない事に不満を感じる
●あなたの生活と未来が明るくない事に大して不安を感じ、誰も助けてくれないという状況に対しても不満を感じる
といった事を心の中で思い、
不安や不満が心のタンクを一杯にしていくのではないでしょうか。
②あなたが望むものを手に入れることが出来ない状態では、
●年々年老いてくる事を実感し、老いていく事に大して不安を感じ、頑張ってもどうにもならない事に不満を感じる
●自分が望むお金、車、生活環境が手に入らない事に対して不満を感じ、もう一生手に入らないのではないかと不安に感じる
●幸せになりたいのに誰も自分を見てくれない事に不満を感じ、もう一生幸せになることが出来ないのではないかと不安に感じる
●配偶者との関係を上手くいかせたいのに相手が協力的ではないことに不満を感じ、このまま不幸せな生活が続いていく事に不安を感じる
●満足するお金を稼ぐ事が出来ない事に不満を感じ、将来お金に困って生きていくのではないかと不安に感じる
●叶えたい夢と叶えたい未来に近づく事が出来ない事に不満を感じ、もう手に入れることが出来ないのではないかと不安に感じる
といった事を心の中で思い、
望むものを手に入れる事が出来ないという事に不安と不満を感じるのではないでしょうか。
私達は現在自分が持っているものが脅かされたり、
望むものを手に入れる事が出来ない状況になると
『不安と不満』を強く感じるように私達の心はつくられています。
そして、もしもあなたの心が『不安と不満』に支配され、
ネガティブな事を考え続けてしまった場合、
●マイナス思考の高速道路
が脳内に建設され、
●不安と不満になる事を率先してやる
という脳内プログラムが構築され、実行されます。
私達の脳は、そういった
●仕掛け(カラクリ)
になっているのです。
あなたは、一体どの様な事に不安と不満を感じていますか?
まずは、
白い紙を1枚取り出して、
あなたが不安や不満に思っている事を書き出してみてください。
それが、不安や不満に思っている事について知るための
●赤ちゃんの一歩(ベイビーステップ)
になります。
2.あなたが不安や不満を感じた時に行うべき事
あなたが不安や不満に感じた時に行うべき事を明確化し、細分化する事は不安と不満に打ち勝つ為にとても役に立つことの1つです。
不安や不満を感じた時に行うことを間違ってしまうと、
先程挙げたような、
●現実逃避アクティビティ
を行い、時間と健康を失い、
不安と不満に押しつぶされて生きていく事になります。
それではまず、不安や不満を感じた時に行う、
①悪い例
②良い例
を見ていきましょう。
①悪い例
状況①:あなたが行った行動を強く批判された。
対応:周囲に嫌われたのではないか、自分は間違っていないと思い込み、相手が悪いんだから相手に復讐してやろうと思い、復讐する方法を考え続ける。
状況②:あなたが行った行動で損害が生まれた。
対応:自分は悪くない、悪いコンディションを作った配偶者に問題がある、フォローしてくれない同僚や上司に問題がある、ひとまず配偶者を攻め立てようと考え実行する。
状況③:このまま仕事を続けても安定した生活が出来ない。
対応:安定した生活が出来ない社会体制が悪い、どんなに頑張っても評価してくれない上司が悪い、ひとまずストレス発散の為に上司の悪口を同僚と話して盛り上がろうと考える。
状況④:現実逃避アクティビティを続けたら、自分には何も残らない。
対応:生きづらい社会にしているのが問題だから自分は悪くない、現実逃避アクティビティをしてても別に誰からの言われないからどうでもいいと考える。
状況⑤:他人から否定や非難をされ続ける。
対応:否定や非難を平気で行う人に対して怒りと憎悪を感じる、あいつらが苦しむ事や悲しむことをやってやろう、自分もされたんだからやり返してやると思う。
状況⑥:あなたと周囲の方の人生を見比べて落胆する。
対応:周囲の人達が自分を助けてくれない事に怒りと憎悪が湧き、自分が持っていない物を持っている人達が不幸になる用な事を考えて実行しようとする。
状況⑦:あなたの生活と未来が明るくない事に大して不安を感じる。
対応:誰も助けてくれないという事に怒りと憎悪が湧き、皆も自分と同じ様に不幸せになって欲しいと強く願い、現実的に皆が少しでも不幸になる事に加担する。
状況⑧:年々年老いてくる事を実感し、老いていく事に大して不安を感じる。
対応:アンチエイジングを頑張っている人達をバカにしてストレス発散をする。
状況⑨:自分が望むお金、車、生活環境が手に入らない事に対して不満を感じる。
対応:お金を稼ぐ為に不道徳なことであっても実行する。
状況⑩:幸せになりたいのに誰も自分を見てくれない事に不満を感じる。
対応:現実逃避アクティビティにのめり込み、自分磨きをせず、どうせ自分なんか何をやっても駄目だと思い込む。
状況⑪:配偶者との関係を上手くいかせたいのに相手が協力的ではないことに不満を感じる。
対応:自分の心の隙間を埋めてくれる人を探し、肉体関係をもつ。自分と家族を大切にしてくれない配偶者を罵倒したり、貶したりすることでストレスを発散する。
状況⑫:満足するお金を稼ぐ事が出来ない事に不満を感じる。
対応:『簡単に稼げる』『楽に稼げる』という言葉に騙され、水商売やギャンブルなどにのめり込む。
状況⑬:叶えたい夢と叶えたい未来に近づく事が出来ない事に不満を感じる。
対応:現実逃避アクティビティにのめり込み、現実に向き合い、努力することから逃げる。
悪い例に共通していることは、
●自責を顧みず、他責を念頭に入れている
●現実から逃げる行動を無意識的に行う
ということですね。
それでは、逆にいい例を見てみましょう。
②良い例
状況①:あなたが行った行動を強く批判された。
対応:相手には相手の考えがあるが、相手は自分の行動を支配する権利はない。しかし、自分の行動が道徳的に間違っているなら、確りと反省して改善していこう。
状況②:あなたが行った行動で損害が生まれた。
対応:ひとまず、現状取れる手段を冷静にみて、1つ1つ実行していこう。いつも支えてくれる家族への感謝を忘れずに示し、出来ることを1つ1つやっていこう。
状況③:このまま仕事を続けても安定した生活が出来ない。
対応:安定した生活を送る為には、今の自分は何が出来るのだろうかと考えよう。
状況④:現実逃避アクティビティを続けたら、自分には何も残らない。
対応:現実逃避アクティビティをしてしまう状況と心理状態を把握して、現実を変える為に今この瞬間から出来ることを今一度見つめ直そう。
状況⑤:他人から否定や非難をされ続ける。
対応:相手には相手の考えがあるからそれを尊重しよう。自分は自分の人生があるから、自分の現実を良くする為に出来ることをやろう。
状況⑥:あなたと周囲の方の人生を見比べて落胆する。
対応:隣の芝は青くみえるという言葉がある。他所は他所、うちはうち。という言葉もある。現実を良くしていくために1つ1つ出来る事を出来るペースでやろう。
状況⑦:あなたの生活と未来が明るくない事に大して不安を感じる
対応:気がつく事が出来た事に感謝して、この機会に今一度自分の人生を見つめ直そう。
状況⑧:年々年老いてくる事を実感し、老いていく事に大して不安を感じる
対応:肉体と脳を若々しく保つ為に日頃から出来ることを探そう。
状況⑨:自分が望むお金、車、生活環境が手に入らない事に対して不満を感じる
対応:今自分が持っているものに感謝をしよう。
状況⑩:幸せになりたいのに誰も自分を見てくれない事に不満を感じる
対応:幸せになるために、幸せとは何かを確りと学び、魅力的な人になる為に自分磨きをやろう。
状況⑪:配偶者との関係を上手くいかせたいのに相手が協力的ではないことに不満を感じる
対応:協力的になれない根本的な原因を確りと見極めて、配偶者が協力的になってくれる為に自分がやる事を確りと把握して、実行し続けよう。
状況⑫:満足するお金を稼ぐ事が出来ない事に不満を感じる
対応:お金に執着してしまう根本的な理由を知り、自分の人生と心を安定させる為に現実的に出来ることを探そう。
状況⑬:叶えたい夢と叶えたい未来に近づく事が出来ない事に不満を感じる
対応:原点に戻ろう。なぜ自分はこの夢を叶えたいのだろうか。モチベーションは一体何処から生まれていたのだろうか。叶える為には、一体何をしていけば良いのか。
いい例で共通していることは、
●他責にせず、自分から出来る事を探して実行する
●現実を変える為の手段と行動を探して実行する
●眼の前の現実から逃げない
●等身大の自分自身を認める
●やらなければいけない(Have To)ではなく、やろう(Want To)の考え方
ということですね。
つまり、不安や不満に感じた時に行うべき事は、現実を受け止めて変えるための行動を一貫して行うという事になります。
これが根本的に不安や不満に立ち向かう上で、大切な心構えになります。
しかし、そうは言ってもそれがまだ十分に出来ない時は、どうすればいいですか?
そう思う方も一定数いらっしゃると思いますので、
不安と不満を緩和する『対症療法』で何が出来るのかを少し記載します。
【不安と不満を緩和する対症療法の例】
●不安と不満を感じたら、体を動かすアクティビティを行う
●不安と不満を感じたら、精神的に癒やされる事を行う
●不安と不満を感じたら、慈愛の心を満たすものを見る
●不安と不満を感じたら、自分が感じた思いをノートに書き記す
●不安と不満を感じたら、励まされる言葉に触れる
●不安と不満を感じたら、勇気づけられる音楽を聴く
●不安と不満を感じたら、香水やアロマの匂いをかいで癒やされる
●不安と不満を感じたら、マッサージを行う
●不安と不満を感じたら、考えずに無心になって出来る事を行う
これらは一例ですが、
あなたがやりやすい事で不安と不満を緩和出来る事を日常の中に組み込んでいく事が、
不安と不満に対する対症療法になります。
3.不安と不満に打ち勝つたった1つの方法
それでは、不安と不満に打ち勝つたった1つの方法について書き記して行こうと思います。
不安と不満に打ち勝つたった1つの方法は、
●今自分が置かれている状況に感謝し、自分が出来る事に対してベストを尽くす
たったこの1つしかありません。
●現実を受け止め、等身大の自分を受け止め、現実を良くする為に1つ1つ出来る事を一貫して何十年もやり続ける
という、最も単純で、最も継続する事が難しい事です。
私達人間の脳は発達しすぎてつい、
地道にコツコツと継続し続ける事を忘れ、
『魔法の解決策/マジックソリューション』
を探し求めてしまいます。
しかし、現実世界にはそんな『魔法の解決策/マジックソリューション』なんてありません。
一度、大切な人からの気持ちが切れたら、それを取り戻すには何年も掛かるケースがあります。
一度、失敗をしたらその失敗を取り戻す為には、何年も掛かるケースがあります。
一度、信頼を失ったらその信頼を取り戻すためには、何年も掛かるケースがあります。
人生とは、1日1日の積み重ねで出来ており、
●ある日突然急に好転する
なんて事は、起こり得ないというものなのです。
●そんな簡単に奇跡なんて起きない。奇跡舐めんじゃないわよ。
という事です。
成功も、失敗も、結局は自分自身の人生や価値観を構築する上で、
どれも必要で、かけがえのない贈り物です。
今までの人生で経験したこと、
恵まれたこと、
恵まれなかったこと、
それら全てを等身大のあなたで受け止め、
●全ての瞬間や物事に対して深い感謝
を持って、
毎日ベストを尽くして生きていくこと、
これが、不安と不満に打ち勝つたった一つの方法です。
それでは、
この記事があなたの人生の中で役に立つことを願います。
あなたの心の平安が保たれ、幸せな日々を送ることが出来る事を願っています。
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伊藤 峻