細分化の力、論理的に考える力、やり遂げる意志の力は習慣化をする上で欠かせない知識です。
こんにちは。
ライフコンサルタントの伊藤峻です。
もしもあなたが、あなたの人生の中で叶えたい、達成したいことがある時に必ず目にする言葉に、
『習慣化』という言葉があります。
『習慣化』とは、日々の生活の中で、無意識的にある言動を行う癖をつけるというものです。
それは例えば、
●朝起きたらベットメイキングをし、コップ一杯の水を飲む
●朝起きたら朝食を作り、食べ、洗い物をする
●朝起きたらシャワーに入り身支度を済ませる
●朝起きたら軽くジョギングをして体を起こさせる
●ご飯を食べたら歯を磨く
●家を定期的に掃除する
●資格を取得する為に1日2時間勉強をする
●新しい知識を得るために毎日2時間本を読む
など、他にも様々な事がありますが、習慣化した後は無意識的にそれらの事を行えるようになります。
それでは
●新しい習慣を身につける為には一体どの様な事をしていけば良いのでしょうか?
●習慣化が大切なのは頭では分かっているけれど、何をしたら習慣化出来るのでしょうか?
新しく良い習慣を身につける為には、
1.物事を細分化する力
2.論理的に物事を考える力
3.やり遂げる意志の力
この3つの力を上手く使い、日常生活に取り入れていく必要があります。
それでは、1つ1つ見ていきましょう。
1.物事を細分化する力
物事を細分化する力は新しい習慣を身につける上で欠かせないものです。理由は、物事を細分化した後に見つかる行動が、新しい習慣を身につける為に必要な行動になるからです。
例えば、もしもあなたがうつ病を自力で治したいと考えた場合、物事を細分化する力がどの様に働くかを見ていきましょう。
例1.うつ病を医療機器と薬を使わずに治していきたい
①そもそもうつ病はなぜなるのか
②うつ病は精神的にストレスを緩和させる事と栄養素をしっかり取ることが必要か
③日常でストレスを緩和させる方法はあるか
④うつ病を治すために、脳に必要な栄養素は何があるか
⑤日々の食生活でどんな栄養素を摂取していけば良いのか
と、細分化した場合、次に分かることは、
●日常生活でストレスになることを書き出し、それに対しての具体的な行動を決める
●うつ病を治すために必要な栄養素を調べ、日々の食生活に取り込む
という事になり、それらを新しい習慣にする為に意識的に行動する必要があります。
そして、より細分化を進めるのであれば、
●わたしに取って簡単にストレスを緩和できる具体的な行動は何か
●わたしにとって食べやすい食べ物は何か(アレルギーを考えた場合)
という風に考えていくことが出来ます。
例えば、もしもあなたが男女の関係を良くしていきたいと考えた場合、物事を細分化する力がどの様に働くか見ていきましょう。
例2.男女の関係を良くしていきたい
①そもそもなぜ男女の関係を良くしていきたいのか、なぜ悪くなったのか
②男女の関係を良くしていくと、何が満たされるのか
③なぜ、それを満たしたいと思うのか
④男女の関係を良くしていく為に抑えなければいけないポイントは何か
⑤男女の関係を良くするに当たり、日頃から取り入れる言動は何か
と、細分化した場合、次に分かることは
●男女の関係を良くした時に満たされる事を書き出す、または男女の関係が悪くなった原因を書き出す。
●男女の関係を良くするにあたり、日頃から取り入れる言動を書き出す
ということになります。
そして、より細分化を進めるのであれば、
●男女の関係が悪くなった状況と感情を書き出し、なぜその気持になったかを書き出す。
●男女の関係を良くする際に、自分が簡単に取れる言動と難しい言動を書き出す。
という風に考えていく事が出来ます。
物事を細分化していく力は、新しい習慣を身につけるにあたり、常日頃からやるべき言動を明確にする事ができます。
2.物事を論理的に考える力
物事を論理的に考える力は新しい習慣を身につけるにあたり、非常に有効です。理由は、物事を論理的に考える事は、自分の中にある程度の『納得感』を芽生えさせる事が出来るからです。
私達人間は『納得感』がなければ、新しい何かにチャレンジしたり、根本的な原因を取り除くための行動を行わない、基本的に怠惰な生き物です。
●頭では分かっているんだけれど出来ない
●常日頃から忙しくて出来ない
●体調不良で出来ない
●面倒くさい気持ちが強くて出来ない
と、何かしら理由を付けて『出来ない事の証明コンテスト』を催し、本来やるべき事をやらないという事の正当性を証明したがる、怠惰な生き物です。
物事を継続出来ないのも、自分自身の中でどこか『納得感』がない為、継続することが難しくなってしまいます。
そんな自分を納得させる為に役に立つのが
●物事を論理的に考える力
になります。
物事を論理的に考える事は、『論理的思考』と呼ばれていますが、具体的にどうゆう風にすればいいかはあまりよく分かっていないケースが多いのではないでしょうか?
簡単に一言で説明すると
●1つのお題に対して、なぜなぜ5回を徹底して行う
という事です。
『なぜなぜ5回』とは、よくコンサルティング業界で非常によく耳にする単語であり、論理的思考の基礎となる質問になります。
例えば、もしもあなたがうつ病を自力で治したいと考えた場合、物事を論理的に考える力がどの様に働くかを見ていきましょう。
例1.うつ病を医療機器と薬を使わずに治していきたい
①そもそも、なぜうつ病を医療機器と薬を使わずに治していきたいのか?
A.薬を使っても根本的に治療することが出来なかったから。自分を取り戻したい。
②なぜ、薬を使っても根本的に治療することが出来なかったのか?
A.薬は根本的にうつ病を治療するものではなく、症状を緩和させるものであるから。うつ病が進行してしまっている為、根本的に治療する事を取り入れて来なかったから
③なぜ、うつ病が進行しているのにも関わらず、根本的に治療する事を取り入れなかったのか?
A.そもそも心療内科に行っても薬を処方するだけで、根本的な治療を行っていないから。また、事前にうつ病を根本的に治す知識をしらなかったから。
④なぜ、事前に根本的な治療を行っていないのか、そして根本的にうつ病を治す知識を知らなかったのか?
A.病院もビジネスであるため。そもそも世の中にあまり出回っていない情報である為、解決策が周知されていないから。
⑤なぜ、そもそも世の中にあまり出回っていない情報なのか、そして解決策はどうゆう風にすれば見つかるのか。
A.そもそも、うつ病を根本的に直そうという社会体制になっていない。うつ病ビジネスが横行しているため。
解決策は、日々の生活でどの様にストレスを緩和していくのかを習得する事と、医学書を読み進め栄養素やビタミンがどの様にうつ病に作用するかを調べ挙げ、日々の生活で実践すること。
また、必要であれば同時進行で認知行動療法を行い、認知の歪みとマイナス思考を脳の中から取り除いていく事が必要である。
この様に、なぜなぜ5回を繰り返すことによって、ある程度の論理的な推測をすることができ、その答えを日々の生活の中で実践する事に繋がります。
先程の問いでは、
●うつ病の根本的な治療法は、世の中にあまり出回ってなく周知されていない
●うつ病を根本的に治すには、薬以外に日々の食生活で脳に十分な栄養素を摂取する事が必要であるだけでなく、認知の歪みとマイナス思考を頭の中から取り除く事を日々取り入れる必要がある
という事が解りました。
どうでしょうか、『納得感』は生まれましたか?
それでは、違う例を見ていきましょう。
例えば、もしもあなたが男女の関係を良くしていきたいと考えた場合、物事を論理的に考える力がどの様に働くか見ていきましょう。
例2.男女の関係を良くしていきたい
①そもそもなぜ男女の関係を良くしていきたいのか?
A.男女関係を良くすることで、幸せで心安らぐ関係を手に入れたいから。
②そもそも、なぜ幸せで心安らぐ関係を手に入れたいのか?
A.幸せになりたいのは将来への不安や恐れに対し、1人では立ち向かえないと考えているから。そして、2人ならより力強く立ち向かうことが出来、またお互いに励ましあえるから。
③そもそも、なぜ将来への不安や恐れに対し、1人では立ち向かえないのか?
A.自分自身がそこまでメンタルが強くないし、自分への自信がない。また、これからの社会と仕事がどの様に変化していくかわからない為、仕事への不安も付きない。
④なぜ、そこまでメンタルが強くなく、自分への自信がなくなっているのか?また、なぜこれからの社会と仕事がどの様に変化していくか調べていないのか?
A.周囲に批判されたり、仕事で失敗をしたり、相手から軽んじられる態度を取られてしまうことが多かったため。これからの社会と仕事がどの様に変化していくか調べられていない理由は、仕事と相手に時間を費やしているため、自分自身に費やす時間が確保できていない。
⑤なぜ、周囲に避難されたり、仕事で失敗したり、相手から軽んじられる態度を取られてしまう事が多かったのか?自分自身に費やす時間を確保するためには、何が出来るのか?
A.常に心が安定していなく、緊張感をずっと持ち続けて仕事をしていた為、些細なことでミスをしてしまった。相手から軽んじられるのは、堂々とした姿を見せられていないのが原因かも知れない。自分の時間を増やすためには、仕事量を減らして貰い、相手に尽くす時間を減らしていくことが出来る。
と、最後の方は主題とずれてしまいましたが、此処で分かることは
●男女の関係を良くしていきたいと強く願っている
●心の平安を保つ方法を学び、安定した心で仕事をしつつ、また大切な相手と接する
●自分に費やす時間を確保し、強固な自分を構築する事に時間を費やす。また同時に男女の関係を良くする方法についても学んでいく
この3つのことが解りました。
どうでしょうか、『納得感』は生まれましたか?
そして、より細分化の力を使うことにより、何を日々の生活で実行するべきかを決めていくことが出来ます。
これが、物事を論理的に考える力を習慣化に繋げるための助けになることです。
3.やり遂げる意志の力
やり遂げる意志の力は、新しい習慣を身につけるにあたり、最重要である事の1つです。
理由は、やり遂げる意志の力がなければ、何をやっても長続きしないからです。
やり遂げる意志の力は、車で言うところの『ガソリン』に該当します。
ガソリンが入っていない車のアクセルをいくら踏んだ所で車が前に進まないのと同じ様に、
『やり遂げる意志の力がない方』では現実が前に進む事はないという事です。
●それでは、やり遂げる意志の力は一体何処から生まれるのでしょうか。
●それは、ガソリンみたく簡単に給油出来るものでしょうか。
残念ながら、『やり遂げる意志の力』はガソリンみたく簡単に補給することが出来るものではなく、それぞれの方の性格と価値観によって生成量が変わります。
例えば、
自己肯定感が元々高く達成することに充実感と納得感を感じる方は、
新たしいことに挑戦し続けて
●出来るようになる自分
●達成した未来と手に入れられるもの
●周囲からの称賛
を考えると心の中で『やり遂げる意志の力』が湧き出てくるかも知れません。
自己肯定感が元々低く何に対してもやる気がでない方は、
新しいことをやる前に
●やらなかった時に待ち受ける悲惨な未来
●やらなかった事で発生するデメリット
●やらなかった事で後悔すること
●これならやっても良いかなと考えること
それらを考えると、ちょっとだけ『やり遂げる意志の力』が湧き出てくるかも知れません。
私達だれしもがポジティブ思考で生きている訳ではありません。
自己肯定感が低い場合は逆にマイナスになる事や恐怖心を抱く未来を考えて見ると、嫌々ながらやる事が出来るかも知れません。
また、自分の価値観や、自分を象徴する『キーワード』+『為に頑張ろう』という文章を作ることで、『やり遂げる意志の力』を補給することも可能です。
例えば、
●自由を獲得する為に頑張ろう
●お金を得る為に頑張ろう
●愛情を得る為に頑張ろう
●周囲からの評判を良くする為に頑張ろう
●自由意志を得る為に頑張ろう
●尊重される為に頑張ろう
●笑顔になる為に頑張ろう
●犬と一緒に暮らす為に頑張ろ
●家族と一緒に幸せになる為に頑張ろう
●猫と一緒に暮らす為に頑張ろう
●推しが幸せになる為に頑張ろう
●希望を持ち続ける為に頑張ろう
●未来を良くする為に頑張ろう
●夢を勘萎えるために頑張ろう
など、様々ありますが、あなた自身の心に響く『キーワード』+『為に頑張ろう』を思い浮かべることで、『やり遂げる意志』を補給することが出来るのではないでしょうか?
そして此処でも物事を細分化する力と物事を論理的に考える思考が役に立ちます。
ぜひ、これらの知識を日々の生活に活用し、新しい習慣を身につける際に役立てて下さい。
もしもお一人では出来ないということであれば、個別コンサルティングにて、あなたにあった現実で出来る行動を見つけていきましょう。
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伊藤 峻