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大切なものは毎日大切にしなければいつか失い、取り返しの付かない事になる事をご存知ですか?

こんにちは。

ライフコンサルタントの伊藤峻です。

私達人間は日々の生活が忙しくなればなるほど、自分たちの人生にとって大切な人や価値観を忘れてしまいます。

記憶力がずば抜けて良い方は、過去にあった出来事を鮮明に思い出すことが出来るかも知れませんが、私達人間の多くは、『今日あった出来事の70%以上をその日の内に忘れてしまう』という話は、有名かもしれませんね。

私達人間は、

忘れる生き物

なのです。

●しかし、ではこの『忘れる』という機能は果たして悪いことなのでしょうか

いいえ、全く持って悪くはありません。

なぜなら、忘れなければ『今』を生きることができず、過去にあった嫌な出来事に囚われ続けてしまい、現実でやらなければいけない事に取り組む事が困難になってしまうからです。

それでは、記憶力が良いことは、過去に縛られることなのでしょうか

いいえ、それは悪方向に記憶力が良いことを使ってしまった結果です。それは、無意識的に脳が嫌な出来事を思い出し、脳内にマイナスの思考回路が出来上がっている状態になります。

そして、記憶力が良いという事は、本来ポジティブな事を脳内に留め、実用的な知識を繋ぎ合わし、現実の世界で実行する事が出来る可能性があるという素晴らしい贈り物です。

私達人間は忘れる生き物ですが、ひとりひとりが心の平安を取り戻し、幸せになる為に忘れていはいけないのは、

●感謝

●大切な人達

●守りたい人達

●希望

●愛情を捧げてくれた方

●支えてくれた方

●尊重

●思い出

●直面する現実

といった事になります。

そして、逆に忘れても良いことは、

●怒り

●復讐

●恨み

●侮蔑

●嘲笑

●依存

●執着

●嫌な思い出

●辛い過去

など、ネガティブな感情や出来事です。

しかしながら、私達人間は辛いこと程記憶に鮮明に残ってしまい、逆に自分の事を助けてくれた方や、愛情を捧げてくれた方への感謝を、いとも容易く忘れてしまいます。

その結果、心に残るのはネガティブな感情だけになり、心が荒れ果て、他人に対して横柄な態度を取ったり、批判的な態度を取ったりしてしまう状態になりかねません。

■日々の生活の中にセルフケアを取り入れる方法と重要性についてご存知ですか?

こちらの記事の『慈愛の心のセルフケア』の中に現実で、ネガティブな感情を残さない方法について触れていますので、ぜひご覧ください。

もしもあなたが、自分の大切なものを毎日大切にしなかった場合、一体どうゆうことになるのでしょうか?

それでは、

『大切出来ない根本的な原因』

『大切にしなかった未来で起きる事』

『最後に待ち受ける未来』

この3つの観点から書き記していこうと思います。

大切出来ない根本的な原因

あなたには現在、心の平安を保ち、幸せになる為に大切にしたい方や守りたいもの、奪われたくないもの、絶対に諦めたくないものなどはありますか?

現在、日本社会ではストレスが非常に多く掛かる社会体制を敷かれており、無理やり忙しい生活をおくらせ、本当に大切な事を見失わせ、心に余裕がない状況を作っている社会背景があるように見受けられます。

この様な社会体制では、ストレスを多く抱えて心に余裕がなくなってしまうことは、致し方のない事であり、そして同時に、『原点に立ち返らなければいけない時期』になってきています。

本来大切にしたかった方や価値観を大切に出来なくなくなってしまった根本的な原因は、3つ考えられます。

1.大切にしたいもの以外が人生の中心になっている

2.過去にあった出来事が鎮火出来ていない

3.そもそも大切に思っていない

それでは、1つ1つ見ていきましょう。

1.大切にしたいもの以外が人生の中心になっている

1つ目の根本的な原因は、大切にしたいもの以外が人生の中心になっているということです。

例えば、

●より多くの富を築くこと

●社会的地位だけを求めること

●ストレス発散の為に趣味や娯楽に優先順位を高く置くこと

●自分だけが良ければ良いということ

●自由に姦淫をすること

●不貞行為を行うこと

●配偶者よりも自分の身内に優先順位を置くこと

●依存性の高いこと

その他にも多くの事がありますが、大切にしたいもの以外が人生の中心になっている事が多いです。

もしもあなたが恋人と一緒にいる時に、相手がずっと携帯でSNSをチェックしていたり、動画を見ていたり、ゲームばかりにのめり込んでいるのを見た場合、

●なぜこの人は自分と一緒にいる時間を大切にしないんだろうか?

そう思うと思いませんか?

もしもあなたが配偶者と一緒にいる時に、子供の面倒ばかりに気を取られ、配偶者を顎で使うような言動をしていたり、休憩の合間にテレビやSNSばかりに集中していた場合、

●なぜこの人はパートナーである自分と絆を深める事をしないんだろうか?

●なぜ自分の事を大切にしてくれない人を私は大切にしなければいけないんだろうか?

そう思うと思いませんか?

もしも自分の大切な方が自分以外に時間とお金を多く費やしている場合、

●なぜこの人は本来大切にするべき自分をほっといて、他の人に時間とお金を費やすんだろうか?

そう思うと思いませんか?

もしも大切な方が仕事ばかりに時間と気力を費やしており、家に帰ってくると『ご飯』『お風呂』『SNS』『ゲーム』『漫画』そして、寝る。という行動を日々繰り返していた場合、

●なぜこの人は私の事を大切にする言動をせずに、自分のストレス発散の為だけに行動しているんだろう。人生の時間を使い、本当にこの人と一緒にいる価値はあるのだろうか?

そう思うと思いませんか?

まさに、その様な状態が大切にしたいもの以外が人生の中心になっている状態という事です。

インターネットとメディアコンテンツが発展した現代では、私達人間の心はストレスを発散する事を無意識的に求める為、SNS、ゲーム、漫画、テレビなどが心の拠り所になってしまっているケースが多く見られます。

本来、心の拠り所とは自分の大切な人であるべきなのですが、一緒に『お互いの絆を深める質の高い時間』というのがなくなり、本来大切にしなければいけないもの以外が人生の中心になってしまっている事が多いです。

そして大切にされない行為を目撃したり、体験した側としては、大切にされないんだったら自分も大切にしないという事を心に決め、それなりの態度を取り始めます。

そして、人間は自己防衛をしたい生き物ですから、

●私の趣味と言動に口を出さないで

●俺の金でやっているんだから文句を言うな

●俺のプライベートの時間を使ってやっているんだから口出しするな

●ストレス解消の為にやっているのに何がいけないの

●私が好きでやってることに口出さないで。面倒くさいなぁ

と言った事を、発言しやすくなるのではないでしょうか?

そして、アルコールやタバコなど、自分の健康を害する物に依存してしまっている場合も同様に、相手が気遣って言ったことに対して感情的に反論してしまい、それもまた、依存性のある物を人生の中心にしてしまっている事の1つです。

これが、大切なものを大切に出来なくなってしまう根本的な原因の1つです。

2.過去にあった出来事が鎮火出来ていない

過去にあった出来事が鎮火出来ていないことも、本当に大切にしたいものを大切に出来ない原因の1つです。

過去に相手が行った言動や、過去の過ちなどを心の奥底では許すことが出来ない状態が続いていると、本来大切にしなければいけないものを大切に出来なくなる傾向にあります。

それは例えば、

●過去にした間違ったお金の使い方かもしれません。

●過去に行った不貞行為かもしれません。

●過去に行った些細な言動かもしれません。

●過去に大切にしなかった時に出来た心の傷かもしれません。

●過去にムッとして感情的になった時に出来た心の歪みかもしれません。

何れせよ、心の中に出来たモヤモヤがしっかり鎮火出来ていない場合、本来は大切にしたいものであったとしても、大切にする言動をすることが出来なくなってしまいます。

親子であれ、夫婦であれ、男女の中であれ、どんな人間関係であれ、1度間違った事をしてしまった場合には必ず、その時に鎮火する事を意識的にやらなければ未来に遺恨が残るものです。

そして心に生まれた遺恨は消えることなく、心の中に留まり続け、ネガティブな事が起こったタイミングで、ぶり返す厄介なものになります。

本当に大切にしたいのであれば、もし間違った事をしてしまったのであれば、素直に非を認め、改める態度を現実で取り続けることしか選択肢がなくなってしまいます。

ですので、過去に合った出来事が鎮火できていない際にも、大切にされない、もしくは大切にしたいものを大切に出来ない原因の1つになります。

3.そもそも大切に思っていない

そもそも大切に思っていないというケースも、大切にしたいものを大切に出来ない原因に当てはまります。

これがどうゆう話かと言うと、そもそも大切な人を大切にするという価値観が、自分か相手のどちらかの人生の価値観と優先順位に入っていないというケースになります。

■男女関係が悪い時に起こる事とその理由について

こちらの記事の中で、3つの価値観についてかいているので、詳しくはこちらをご覧ください。

相手が

●より多くのお金を稼ぐこと

●社会的な地位を高めること

●自分が楽に生きること

●相手は自分が欲しい物をくれる人

●自分にとって得になること

などを人生の優先順位に高く設定している方は、そもそも大切にしたいのはお金と自分自身のみであり、相手を幸せにしようとは考えていない傾向にあります。

ですので、

●都合が悪くなったら、面倒くさいから、さっさと別れたい

といった思考回路になるケースが多く見られます。

何か問題があれば、その問題を解決し、違う代用品で埋めれば自分のお金、人生、自由は守られる訳ですから、そもそもで大切にしたいものが違うという事です。

とても合理的な判断だと思いますし、それはそれでその方の幸せなので、良いと個人的には思います。

しかし、人を大切にしたいし、相手からも大切にされたいという価値観を強く持ち、人生の中で優先順位を高くしている場合は、同様にその価値観を持っている方と上手くやっていく方が幸せになりやすいと思います。

価値観の違う方をパートナーに選んでしまった場合、関係を良くするために出来ることは多くありますが、時期と関係のレベルによって取れる選択肢は必然的に狭まって来るのもまた事実です。

火事になりそうだと思った時に火を消すのが、一番良い選択です。

しかし、家が燃え落ちてから消防車を呼んでも、そこには無惨に燃え尽きた灰しか残っていません。

大切にしなかった未来で起きる事

本来大切にすべきものを大切にしなかった時に起こる未来は『悲惨』の一言に尽きます。

まず、本来大切にすべき物を大切に出来なくなってしまった場合、3つ事が起きます。

1.悪化の一途を辿る

2.本来大切にするべきものを奪われる

3.取り戻す為には継続力と忍耐力と時間が必要になる

それでは1つ1つ見ていきましょう。

1.悪化の一途を辿る

まず、人間関係であっても、自身の健康であったとしても必ず悪化の一途を辿ります。

例えば、

人生の中心を、アルコールやタバコにしてしまっている場合、健康被害が顕著に出始めるだけでなく、感情的になったり暴力的になったりすることがあります。

その結果、家庭内で暴力が発生したり、感情的な喧嘩が増えたり、また最悪のケースでは警察や弁護士、家庭裁判所のご厄介になる場合もあります。

人生の中心を、お金にしている場合にはお金稼ぎの道具に利用しようと思う人が近づいて来たり、過度な仕事により大切なものに時間を使えなくなります。

そして、定年退職など仕事が無くなった場合、人生の拠り所がなくなりうつ病の様な症状や、ミッドライフクライシスに直面する場合もあります。

人生の中心を、自由に姦淫することにしている場合、不貞行為にのめり込み、お金の使い方が荒れ、本来大切にするべき人の心に深い傷をつけるだけでなく、経済面でも不安定になってしまう可能性があります。

また、不貞行為が明るみに出た場合には懲戒処分や訴訟などに発展する場合もあります。それだけでなく、悪意を持った方に証拠を押さえられ、脅しの道具に使われるケースもあります。

人生の中心を、SNSやメディアコンテンツの消費にしている場合、他人の意見に流されやすくなったり、メディア媒体の情報を鵜呑みにして考えない脳が出来上がります。

その結果、『皆がやっているから良い』という思考回路が出来上がり、簡単に間違った方向に洗脳されていきます。そして、現実とフィクションの区別が付かなくなり、現実でフィクションでやっていることを実現しようする可能性もあります。

そして、これら全ての事は、本来大切にするべき事を蔑ろにして、我欲を助長させることに繋がり兼ねません。

悪化の一途を辿っている方は、自分自身ではもはや気がつくことが出来ない状態にまでなってしまうケースもあるので、そういった場合は医師や専門家の助けを借りて、軌道修正する事が必要になってきます。

一度本来大切にするものを見失ってしまうと、まるで舵の聞かないトロッコのように猛スピードで谷底に突き進んでいってしまいます。

歯止めが効かなくなるとは、まさにこの事です。

ですので、悪化の一途を辿るとは、自分ではもはや道を踏み外していることを気がつくことが出来ず、人の話も聞かず、突き進んでしまう状態になるという事です。

2.本来大切にするべきものを奪われる

悪化の一途を辿った先には、一体何が待っているかは想像に固くありません。

それは、『奪われる』ということです。

例えば、

アルコールやタバコなどの依存性が高い物質を人生の中心にしてしまい、暴力や感情的な言動を日々繰り返した場合、別居や離婚に発展する可能性があります。

また、その様な事を繰り返してしまった場合、本来大切にするべき人の心に大きな傷跡を残す結果になります。

ここで奪われる可能性があるものは、

●お金

●配偶者

●子供

●親権

●家

●社会的地位

●健康

●意思決定

●思考力

●危機回避能力

●愛

●信頼関係

●絆

といったものかもしれません。

お金と社会的地位ばかりを人生の中心にしてしまい、お金稼ぎの道具に利用しようと思う人が近づいてきて一緒にビジネスをやった結果、破産して莫大な借金を作ってしまう可能性があります。

また、本来大切にするべきものに時間を使えなくなるため、関係も悪くなり、別居や離婚にまで発展する可能性があります。そして仕事が無くなった場合、人生の中心が無くなるわけですから、活力や気力を奪われる状態になります。

ここで奪われる可能性があるものは、

お金

●仕事

●家族

●家

●社会的地位

●心の平安

●幸せ

●あなた自身の感情

といったことかもしれません。

自由に姦淫をすることを人生の中心にしてしまい、不貞行為にのめり込み、多額のお金を費やすだけでなく、懲戒処分や訴訟を起こされた結果、社会的地位すら消え去る可能性があります。

またそれだけでなく、本来大切にすべき人の心に深い傷をつけることになります。

ここで奪われる可能性があるものは、

お金

仕事

●家族

●信頼

●愛

●絆

心の平安

●幸せ

●社会的地位

●道徳心

といったことかもしれません。

SNSやメディアコンテンツ消費を人生の中心にしてしまい、他人の意見に流されやすくなったり、メディア媒体の情報を鵜呑みにして考えない脳が出来上がった結果、本来望まない行動をしてしまったり、自分が持っている常識や価値観が失われる可能性があります。

また、多くの時間を自分の人生の為に使わなくなってしまうため、本来やるべきことが達成出来ない可能性もあります。

ここで奪われる可能性があるものは、

お金

●時間

論理的な思考

●自分の頭で考える力

疑心

心の平安

●自由意志

決定権

尊厳

●道徳心

といったことかもしれません。

ここでは『奪われる』という言葉を使いましたが、『手放す』という言葉にも置き換えることが出来ます。

つまり、あなたが本当に大切にしたいものを、人生の中心に置かずにいた場合、それは、あなたがそれを大切だと思わないから『手放した』という事になります。

そして、『手放した』ことは、他の誰かが奪い、コントロールするという事が起こります。

本当に大切なものは、本当になくなってから気がつくものです。

しかし、一度手放した物を取り返すのは、本当に、非常に大変な事です。

何度も言います。

本当に大変な道のりが待っています。

3.取り戻す為には継続力と忍耐力と時間が必要になる

もしも本来大切にするべきものを失ってしまった場合、2度と取り戻す事は出来ないとまでは言いませんが、取り戻すためには膨大な時間と継続力、そして忍耐力が必要になります。

失った人の気持ちを取り戻すためには、3年、5年、10年以上掛かるかも知れません。

もう一度取り戻すために、必死に頑張ったとしても、もう2度と取り戻せなくなってしまっているかもしれません。

アルコールとタバコによって蝕まれた健康を取り戻す為には、一体何年掛かるのでしょうか。

肺に溜まったニコチンとタールは、果たして取り除く事は出来るのでしょうか。

また、依存性のある物質を摂取して感情的に、暴力的になり、傷つけた家族や大切な人の心を取り戻すには、一体何年掛かるのでしょうか。

社会的地位とお金を追い求めて犠牲にした家族と時間と想いは、果たして取り戻す事が出来るのでしょうか。

不貞行為が明るみに出て失った仕事と社会的信用を取り戻すには、一体何年掛かるのでしょうか。不貞行為で傷ついた相手の心は、一体何年で戻ってくるのでしょうか。

SNSやメディアコンテンツによって考えない脳を造られてしまった場合、一体何年したら自分の頭で考える脳を取り戻す事が出来るのでしょうか。

SNSやメディアコンテンツで費やした時間は、果たしても戻ってくるのでしょうか。

あなたが手放したものは、いつ戻ってくるのでしょうか。

もしかしたら、もう2度と戻ってこないのではないでしょうか。

ですから、その様に取り返しがつかなくなる前に、人生の中で本当に大切にするべき物を見つけ、日々具体的にどの様にメンテナンスをしていくかを学び、実践していく必要があります。

取り返しがつかなくなっては、本当に遅いのです。

最後に待ち受ける未来

最後に待ち受ける未来について、書き記していこうと思います。

最後に待ち受ける未来は、酷く辛く、そして懺悔と後悔に満ち溢れています。そして、大きく分けて3つになります。

1.ネガティブな気持ちに支配される

2.自暴自棄になる

3.周囲を恨むようになる

それでは、1つ1つ見ていきましょう。

1.ネガティブな気持ちに支配される

まず初めに、とてつもないほどのネガティブな感情に支配されます。

例えば、『恐れ』『不安』『苛立ち』『憤怒』『焦燥感』『後悔』『無気力』『無力感』『罪悪感』『劣等感』など、普通だった時には上手く付き合えていたネガティブな感情が、雪崩のように押し寄せてあなたの心を支配します。

その結果、正常な判断も思考力も失われ、常にネガティブな感情を思い出し、頭の中でグルグルと巡り始めます。

●失ってしまったことへの苛立ちを持ち続ける。

●失ってしまったことへの罪悪感と後悔を持ち続ける。

●馬鹿な事をしてしまった自分に対する無力感と劣等感に苛まれ続ける。

●これからの将来に対する不安と恐れに苛まれ続ける。

●取り返しがつかない事をやってしまったことへの焦燥感を抱き続ける。

●現実が思い通りに変わらない事に対して怒りの感情を抱き続ける。

その様に心がネガティブな感情に支配されていきます。

その結果、次に取る行動は、自暴自棄になるという事になります。

2.自暴自棄になる

ネガティブな感情に心が支配されてしまった場合、私達人間は自暴自棄になります。

理由は、何をどうあがいてもやってしまった過去は変えられないし、これから頑張ったとしても失ったものを手に入れる可能性が限りなく少ないため、『もうどうでもいい』という思考回路になってしまいます。

自暴自棄になることで、自分が持っているネガティブな感情を表現してストレスを紛らわしたり、より依存性の高い物質にのめり込む事でストレスや不安を緩和しようとし始めます。

更には、自らこの世を去ろうとすら考えて、実行してしまう方も中には一定するいるのではないでしょうか。

また、心の余裕もなくなってきているため、他人を傷つける言動を軽はずみにやってしまったり、感情的で衝動的な行動をしてしまう傾向にあります。

そして、

●なぜ自分ばかりこんな目に合うのか。

●なぜ自分はこんなにつらい思いをしなければいけないのか。

●なぜ自分は此処まで駄目な人間なのか。

といった事を考え始め、さらにマイナス思考の高速道路が強固に建築されていきます。

3.周囲を恨むようになる

その結果、最終的に周囲を恨み、妬むような言動をする方も一定数います。理由は、自分以外の人が自分よりも幸せであることが許せなくなるからです。

●自分はこんなにつらい目に合っているのに、なぜ周囲の人は能天気に暮らしているのか、許すことが出来ない。

●私ばかりこんなひどい目に合うのがわからない。周りも不幸になれば良い。

といった、周囲を恨み、自分が持つネガティブな感情と思考回路から、相手を不幸に巻き込もうと考える方も一定数います。

その結果、相手を呪う呪詛を書き記す『御恨み帳』を書き始めたり、人形を使って他人を呪い始めるという、呪術的な事を行う方もいらっしゃるみたいです。

しかし、それをすることで得られる結果は、あなた自身があなたの脳内に呪いの言葉を溜め込む事を助けるだけでなく、あなたがネガティブな状況でいることを現実で実行しようする行為だということです。

そろそろ、本当に大切にしたいものを大切にせずにいた未来の全貌が見えてきたのではないでしょうか。

ですので、そうなる前に、自分の人生で本当に大切にしたい物をしっかりと見極めて、日々の生活で大切にし続ける事が必要になってきます。

ぜひ、個別コンサルティングであなたが不得意な事をしり、現実的に出来ることをしり、日々の生活で実行し続けて下さい。それが、心の平安を保ち、幸せに生きることに繋がります。

ひとりひとりの心の平安が保たれ、少しでも希望がある時代になりますように、私はいつも願っています。


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伊藤 峻

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