うつ病に悩まさている方の原因と、その対処法についてご存知ですか?
こんにちは。
ライフコンサルタントの伊藤峻です。
前回の記事『うつ病になりやすい方の特徴と、その特徴の本来の意味』では、うつ病になりやすい方の特徴と、その方が持つ特徴の本来の意味について深掘りしてきました。
うつ病(気分障害の1種)になりやすい方の特徴には、大きく分けて6つあり、
(1)他人よりも人の想いや気持ちに敏感に反応している
(2)他人を思いやる優しい気持ちを持っている
(3)真面目で素直な性格をしている
(4)人一倍頑張りやさんな性格をしている
(5)他責よりもまず自責を考える
(6)ストレスや他者の想いを溜め込みやすい
そしてそのどれもが、『本来人間に備わっている能力であり、そしてそれは本来人間誰しもが持つべき素晴らしい能力であるということ』です。
しかし、あなたの素晴らしい能力が悪い方向に悪用されたり、また、あなたの許容用(キャパシティ)を超える事を強制される環境やストレスが多く掛かる環境に居続けると、あなたの脳はストレスからあなたを守る為に、脳内にあるストレスを受け取る感覚器官を物理的に止め、その結果、うつ病に該当する症状が出てきてしまうということです。
少しずつ『うつ病の正体』について分かってきて、ワクワクしますね。
ほんのり話は変わりますが、日本語以外で『うつ病の本来の意味』を見ていきましょう。
英語ということで、多少苦手意識はあると思いますが、ちゃんと日本語訳を付けておりますので安心してご覧ください。
多言語で同じ言葉を読み解く事は、一見重要ではない様に見えますが、そこには意外と重要なヒントが隠されているのかもしれません。
それでは、一緒に見ていきましょう。
うつ病を英語では、『Depression/ディプレッション』と言います。『Depression/ディプレッション』とは『精神的に酷く落ち込んでいる状態』を指す名詞です。
そして『Depression/ディプレッション』という英語は日常会話でも使用する英単語の1つです。
例えば嫌なことや落ち込む事があったとき、
You:It is the worst day of my life.
(今日は人生で一番最悪の日だ。)
Friend:What happened to you? Are you alright?
(君になにがあったんだい?大丈夫かい?)
You:I’m not. When I was driving a car to go grocery shopping, I saw my girlfriend and Tom, my best friend, were kissing each other deeply in front of the store. You know what? She has cheated with my best friend.
(いいや、だいじょばない。買い出しに行くために車を運転していたら、お店の前で私の親友のトムと、私の彼女がディープキスをしてるのを目撃したんだ。どういう意味か分かる?彼女は私の親友と浮気していたのさ。)
Friend:oh…eww. I feel you bro.
(おー…うっわぁ…。君の気持ちが分かるよ。)
You:I’m so done with her. I’m so “depressed.”
(もう彼女とはここまでだ。本当に”落ち込んでいるよ。”)
このように英語では、日常会話で『落ち込んでいる』という状態を指す時に『Depression/ディプレッション』という言葉を使います。
ですので、日本では『うつ病』と言われていますが、正しくは『落ち込んでいる状態』ということを、皆さんはご存知ですか?
そして『Depression/ディプレッション』は英語圏でよく、『Deep/ディープ(深い)』+『Rest/レスト(休憩)』が合わさって『Depression/ディプレッション』という単語になるという概念があります。
つまり、『Depression/ディプレッション』とは、うつ病ではなく『深い休憩が必要な状態』を指している事を、皆さんはご存知ですか?
ですので、どうか世間一般に出回っている情報だけを鵜呑みにせず、物事の本質を見極めていきましょう。
その為の助けを、私は惜しまず、日々継続して行っていきます。
皆さんの心の平安が保たれ、幸せで豊かな日々を守るために、私も日々尽力していきます。
それでは、情報が多くなってきましたので、ここで1度うつ病について深掘りしたことをまとめましょう
ひとつ。
うつ病になりやすい方は、本来人間に備わっている素晴らしい能力を持っている事が解りました。
そしてそれは、『優れた危機回避能力』『他人を思いやる慈愛の心』『無邪気さと勤勉さ』『利己的な幸せだけでなく、周囲の幸せの為に努力を惜しまない頑張り屋さん』『深い自己内省』『社会や群れを良い方向に導き発展させる誇るべき素晴らしい能力』があり、どれも非常に素晴らしい能力という事が解りました。
ふたつ。
『うつ病』とは、『Depression/ディプレッション』であり、『深い休憩が必要な状態』であることが解りました。
これで私達は少し、うつ病について理解を深める事が出来ました。
それでは、うつ病に悩まされている方が抱えている原因について、考えていきましょう。
一言で言うと、『なぜうつ病になってしまうのか?』という事です。
うつ病に悩まされている方の原因は大きく分けて8つあります。
(1)ストレスが非常に掛かる環境に身を寄せている
(2)ストレスに対する適切な対応方法を身につけていない
(3)自他ともに適切なバウンドリー設定を知らない
(4)適切な感情のコントロール方法をしらない
(5)客観的に自分のコンディションを理解出来ていない
(6)不安やストレスに苛まれマイナスの高速道路が太く強固に構築されている
(7)愛情を持って接してくれる人がいない
(8)あなたの気持ちを受け止め正しい方向に導いてくれる人がいない
1つ1つ、深掘りしていきましょう。
抱えきれないストレスが非常に掛かる環境に身を置いている
うつ病を抱えやすい方の原因として、そもそもであなた1人で抱えきれない程のストレスが非常にのしかかる環境に身を置いているというのがあります。
理由は、あなたには守るものがあり、叶えたい事があるからではないでしょうか?
例えば、
●生活をしていく為に必要なお金を稼がなければいけない
●やりたくない仕事だけど、生きていく為には仕方なく我慢しなくてはいけない
●より多くのお金を稼ぐためにはもっと仕事で成果を出さなければいけない
●ローンを支払う為により多くのお金を稼がなくてはいけない
●子供の養育費の為に辛い職場だけれど、我慢してやっていかなくてはいけない
●その為に、ストレスが沢山掛かる環境に居続け耐え忍ばなければいけない
そういった理由なのではないでしょうか?
勿論、その理由どれもが大切で、私達が持つ大切な想いです。
しかし、ここで1つ見抜けるポイントとしては『~しなくてはいけない』という強迫観念に駆られる言葉尻が使われており、そこには『自由意志が存在していない』ということです。
私達人間は、『~しなければいけない』という状況が続くと、精神的に病み、ストレスに押しつぶされる仕組みになっていることを、ご存知でしょうか?
なぜならばそこに『愛』は存在せず、『支配する言葉と強迫観念』だけが織り込まれているからです。
人間はこの地球上で『慈悲の心』を持つことを許された、唯一の動物です。
この『慈悲の心』があるからこそ、私達は『愛情や喜び、慈しみや幸せ』を心から受け止める事が出来ます。
そして、私達人間だれしもが人生の中で最終的に『愛』を求め続けるのは、『慈悲の心』これが人間に備わっているからです。
その証拠として、私達人間が嗜む映画やドラマといったコンテンツでも、
●恋愛
●真実の愛
●焦がれる愛
●燃えたぎる愛
●切ない愛
●儚い愛
といったテーマの作品をよく見ますね。
そして、愛について歌っている歌も、この世には多く存在しています。
私達人間は慈愛の心を持って生まれてきてしまったので、
本能的に愛を求めてしまう動物なのです。
しかしどうでしょう?
●あなたは、生きる為にストレスが掛かる状況であったとしても、必死に堪え続けなければいけない
●あなたは、仕事の効率化を図り会社に貢献するために今以上に皆が出来ている事を素早く効率的にやらなければいけない
●あなたは、家庭を守るために一生懸命馬車馬の様に働き続けなければいけない
●あなたは、皆が出来ていることが出来ていないからこそ人一倍努力しなければいけない
●あなたは、くだらない趣味にお金と時間を費やすのではなくもっと生産性がありお金を稼ぐことに繋がる事をやらなければいけない
これらの言葉の何処に愛があるのでしょうか?
●愛とは忍耐であり、
●愛とは現実的な行動であり、
●愛とは尊重する自由意志です。
こちらの記事では、今までの私が人生で学んだ愛について書いています。
もしもあなたが愛とは何かが分からず、1人で思いふけっているのであれば、
ぜひ一度他の人が垣間見ている世界や価値観を見てみるのも、
●あなたの人生を好転させるヒント
になるかもしれません。
それでは、本題に戻ります。
『~しなければいけない』の言葉の中には、
●相手の自由意志を尊重する言葉
は入っていません。
そしてその愛がない言葉を投げかけ続けられると、
あなたの心は次第に疲れ果て、ストレスを多く溜め込んでしまうのではないでしょうか?
そしてもう1つ見抜けるポイントとしては、
●私達は誰しも、自分のストレスの許容量を知ることが出来ない
という事です。
●私達の心は機械ではありません。
どれくらいの量のストレスと、どれくらいの質のストレスを受け止める事が出来るかは、誰も知るよしのないことです。
そして、日々積み重ねられていくストレスが、
●あなたの心の中にある見えないストレス許容量(キャパシティ)
が限界に達した時に、あなたの脳内ではあなたをストレスから守るために、
物理的に情報をシャットアウトする
●愛の非常停止ボタン
が押されます。
そして、あなたの脳内で、
●愛の非常停止ボタン
が押された結果、
楽しいと感じる事が少なくなったり、
憂鬱な気持ちを常に抱え続けたり、
物事を上手く整理することが出来なくなるなどの、
うつ病の症状と呼ばれるものが現れ始めるのです。
ストレスに対する適切な対処方法を身に付けていない
うつ病を抱えやすい方の原因として、ストレスに対する適切な対処方法を身に付けていないというのがあります。理由は、ストレスに対する適切な対処方法は、人生の中で誰も教えてくれないからです。
ストレスに対する適切な対処方法は人によって異なります。
例えば多くの方の場合、
●アロマやラベンダーの香りを嗅いで気分を落ち着かせる
●飲み会に参加して愚痴を言い合うことでストレス発散する
●ジョギングなどの軽い運動をすることでストレスを発散する
そういったことで、ストレスに対して適切な対処をしているのかも知れません。
しかし、うつ病になりやすい方は他の人と比べて
●危機回避能力
が発達している傾向にあるため、ストレスの対処方法も異なります。
無意識に相手の視線、目線、仕草、声色、使っている言葉から情報が入ってきてしまい、
世間一般で言われるストレスに対する対処法では間に合わなくなっているのではありませんか?
必死に努力してどうにか耐え忍んでいても、体力を使い果たし、気疲れをして疲労困憊で家に帰宅する日々を送っているのではないでしょうか?
私達人間は誰しも
●ストレスに対する許容量(キャパシティ)
があります。
そしてそれは、機械ではないので私達の誰しもが、正しく把握することが出来ません。
他の方にとって普通なことだとしても、
●あなたにとっては非常にストレスを感じる事
なのかも知れません。
そして、あなたにとって普通なことでも、
●他の方にとっては非常にストレスを感じる事
なのかも知れません。
一番大切なことは、あなた自身が、あなたのストレスに感じることに対してその都度適切な対処をして行くことを継続する事です。
あなたにあったストレスに対する適切な対処方法をまだ見つけておらず苦しんでいるのであれば、『60分単発セッション』か『ファインディング・ユアセルフ・コンサルティング』の中で見つけだし、あなたの日々が少しでも楽になれるお手伝いをしていきたいと思います。
自他ともに適切なバウンドリー設定方法を知らない
うつ病になりやすい方は、自他共に適切なバウンドリー設定を知らない傾向にあります。理由は、元々根が優しく『慈悲の心』を持ち合わせているので、自分の管轄外であっても困っている人が居たら助けてあげたくなってしまうからです。
『バウンドリー設定』という言葉はあまり聞き馴染みがない言葉かも知れません。
『Boundary/バウンドリー』とは『境界線』という意味です。
『境界線』はあなたが許容できることへの限界点の事を指しています。それはストレスに対してもそうですし、人間関係に対しても自動的に適応されていることです。
『境界線』とは、『あなたという大切な人』を悪意やストレスから守るために本能的に備わっている防衛本能の一つです。
この『バウンドリー設定』を弱く設定してしまった場合、
本来あなたが抱えなくていいストレスを無意識に抱えてしまい、
本来あなたがやらなくても良い事をやらなければいけない状況に追い込まれる傾向にあります。
例えば、
●仕事であなたがやらなくても良いことを無理やり押し付けられる事が横行したり、
●あなたがやらなくてもいい他人の世話を、あなたが無理をしてやってあげなくてはいけない結果になったりします。
この記事を読んでいるあなたも、どこか心当たりがあるのではないでしょうか?
あなたが思っているよりも本来、『人間は愚かで怠惰で傲慢な生き物』です。
●人間は、感謝を忘れます。
●人間は、誰かから受け取った好意を忘れます。
●人間は、あなたが必死になって尽くした事を忘れます。
●人間は、今が回っているならそれでいいです。あなたが勝手にやってることです。と思う自分勝手な生き物です。
●人間は、私利私欲に走やすく、他人の事など気にも止めません。
そんな心優しく、
●誰かの為に頑張ることが出来るあなたを守ることが出来るスキル
が、
●バウンドリー設定というものになります。
日本の悪しき文化の1つに
●同調圧力
という概念があります。
本来あれば、個々の意見を尊重し、相手には相手の自由意志があり、自分の意志は自分で決める事が大切です。
しかしながら、日本では『集団意識』が強く育まれる社会体制になっており、個人が自由意志を持って1つ1つの意思決定に責任を持ち、生きていくという事が難しくなっています。
その結果、
●みんなは
●世間一般では
●常識では
といった
●見たこともない。話したことない架空のみんな
が正しいという、
●悪い意味での同調圧力が、日本社会で猛威を振るう文化
が強く根付いています。
こちらの記事では、日本の悪しき文化が生まれたきっかけや、現代における『同調圧力』について取り上げています。もしご興味があれば、ご覧ください。
『バウンドリー設定』は、本来のあなたを守るために絶対に身に着けなければいけない知識であり、そして『心の平安』を構築するためになくてはならないスキルです。
もしもあなたがまだ、あなたにあった『適切なバウンドリー設定』についてご存知でなく、まだ身につけることが出来ていないのであれば、『60分単発セッション』と『ファインディング・ユアセルフ・コンサルティング』の中でぜひ、身につけてください。
適切な感情のコントロール方法を知らない
うつ病になりやすい方は、適切な感情のコントロール方法を知らない傾向にあります。
多くの方は『感情のコントロール』という言葉を聞いた時に、
●感情を押さえつけること
と誤解されますが、
『感情のコントロール』とは
●あなたが持っている感情を適切な方向に誘導する
という事です。
私達人間は、他の動物が持つことを許されなかった『慈悲の心』が備わっています。
そして、幸せ、愛情、喜びを感じ取り、楽しむ事ができる心があります。
そしてその、
●楽しむ心
というのが、私達が持つ感情に繋がってきます。
心理学者のロバート・プルチックさんが1980年に出された「Wheel of Emotions」によると、私達人間が持つ感情には52種類あるそうです。
プルチックさんが提唱する、人間が持つ8つの基本感情は、
①喜び(joy)
②信頼(trust)
③恐れ(fear)
④驚き(surprise)
⑤悲しみ(sadness)
⑥嫌悪(disgust)
⑦怒り(anger)
⑧期待(anticipation)
となっており、カテゴリー分けをしてみると、
【ポジティブな感情】
①喜び(joy)
②信頼(trust)
④驚き(surprise)
⑧期待(anticipation)
【ネガティブな感情】
③恐れ(fear)
⑤悲しみ(sadness)
⑥嫌悪(disgust)
⑦怒り(anger)
と、こういった分け方をすることが出来ます。
そして、私達誰しもが徹底的に自己管理しなければいけない感情とはなにか、皆さんはご存知ですか?
そうです、『ネガティブな感情』です。
しかし、ここでもうひとつ考えなければいけないことは、
●私達1人1人が自己管理しなければいけない感情は、ネガティブな感情である恐れ、悲しみ、嫌悪、怒りの他にもう1つ存在する
という事です。
皆さんには、それが何だか解りますか?
そして、
それをなぜ徹底的に自己管理する必要があるか、解りますか?
正解は、
●本来ポジティブな感情である⑧期待(anticipation)です。
期待をすることは良いことで、なぜこの期待を自己管理していかなければいけないのか?
当然そういった疑問も出てくるかと思います。
答えは、単純明快です。
●期待することはポジティブな感情であるものの、行き過ぎた期待は驕り高ぶり(プライド)に繋がり、そして管理できない期待は、相手にとって押し付けがましい迷惑な好意になるからです。
例えば、
●等身大の自分以上の自分に期待した結果、自分の許容量以上の仕事をやる事になり自らを追い詰めて一杯一杯になってしまった
●相手が変わることを期待して、相手の為に頑張る事をしたけれど結局相手は何も変わらず自分だけが損をした気分になる
●相手が期待通りの事をしてくれなかったら怒りの感情が出てきて、相手に八つ当たりをする
などそういった事が起こりやすくなるからです。
自分に期待することは良いことです。相手に期待するのも良いことです。
しかしながら、もしも期待をかけた相手が、あなたが期待する通りの事ができなかった結果、その『期待』という感情は『怒り』に変貌し、そしてそのネガティブな感情は『憎悪』に発展していくのです。
ですから、私達1人1人が徹底的に管理しなければいけない『感情』とは、
【心の平安を構築する為にコントロールする感情】
①恐れ(fear)
②悲しみ(sadness)
③嫌悪(disgust)
④怒り(anger)
⑤期待(anticipation)
になります。
もしもまだ、あなたが上記に挙げた、『心の平安を構築する為にコントロールする感情』についてご存知でなく、また適切に感情のコントロールが出来ないのであれば、『60分単発セッション』と『ファインディング・ユアセルフ・コンサルティング』の中で身につけ、ぜひあなたの物にして下さい。
客観的に自分のコンディションを理解出来ていない
うつ病になりやすい方の多くは、客観的に自分のコンディションを理解出来ていない傾向にあります。
理由は、脳が強制的に『愛の非常停止ボタン』を押し、
あなたの脳のファンクションを止めているからです。
脳の機能が低下している状態ですから、ご自身のコンディションを客観的に理解することが出来ないのは、致し方のないことです。
ご自身の状態を客観的に見ることが出来ていないのですから、周囲の人を傷つける言動をしてしまうのも、おひとりで閉じこもってしまうのも、正常な判断が出来なくなってしまうのも、致し方のないことです。
では、『客観的に自分のコンディションを理解できていない状態』とは、一体どの様な状態を指し示すのでしょうか?
それは、
●今現在あなたが持っている感情
●本日あなたが摂取した栄養素
●本日あなたが摂取した水分量
●本日あなたが考えた事
●本日あなたがネガティブに受け取った事
●本日あなたがネガティブに受け取った事に対して行ったこと
それらをあなたが理解して、適切な方向に管理出来ていない状態の事を指しています。
心理学ではこの様にご自身の状態を、ご自身で認知する事を『認知行動療法』と言っています。
そして、この『認知行動療法』は、うつ病になりやすい方だけではなく、
●一寸先も見えない真っ暗な現実に立ち向かわなければいけない私達誰しも
が身につけて、日々実践していかなければいけないスキルです。
もしもあなたがご自身の状況を客観的に捕らえる事が出来ない場合、あなたは無意識の内に大切な人や家族を傷つけ、取り返しの付かないポイントまで到達してしまうかも知れません。
そして英語ではその取り返しが付かないポイントを、
●Point of No Return/ポイントオブノーリターン
と呼びます。
そして、あとになって後悔し、必死に取り戻そうとしても、
●幸運の女神には前髪しかない
ということわざがあるように、あなたには選択肢すら残されていない状態にまで到達してしまいます。
私はあなたにその様な状況まで行ってほしくないと、強く願っています。
ですので、もしもあなたが助けが必要なのであれば、助けを求める事を恥ずかしがらないで下さい。
あなたが心の平安を構築し、幸せに日々を過ごす為にこのサービスは存在しています。
不安やストレスに苛まれ、マイナス思考の高速道路が太く強固に構築されている
うつ病になりやすい方は、不安やストレスに苛まれ、脳内で『マイナス思考の高速道路』が津特強固に構築されている傾向にあります。
『マイナス思考の高速道路』とは、本来人間が持つ防衛本能である『危機察知能力』が暴走している状態です。
本来人間には、危機を事前に察知して防ぐという防衛本能が備わっています。その1つの機能として、『将来起こるであろう危機』について想像する能力が備わっています。
そしてこの機能が悪い方向に暴走してしまうと、ネガティブな事だけを考え続けてしまう『マイナス思考の高速道路』があなたの脳内に建築されてしまいます。
人間の脳はあなたが無意識に考えていることだとしても、『考えている比率が多い事を現実の世界で叶えようとする機能』があります。
これを心理学では『引き寄せの法則』と言っています。
この記事を読んでいるあなたも、聞き覚えがあるのではないでしょうか?
人間の脳は、私達が思うほど簡単に出来ている訳ではありません。
むしろ、私達の理解に及ばない程、複雑な構造になっているのです。
ですが、一番大切なことは、『人間の脳はポジティブなことであろうが、ネガティブなことであろうが、あなたが考えていることの比率が高いことを現実の世界で叶えようとする』という機能があるという事です。
ですから、私達1人1人が受け取っている不安やストレスを適切に管理し、私達1人1人がマイナス思考の高速道路を造らず、心の平安を構築して生きていく事が大切になります。
もしあなたが『マイナス思考の高速道路』についてご興味があれば、こちらの記事で取り上げていますので、ご覧ください。
愛情を持って接してくれる人がおらず、心の栄養素を補給できていない
うつ病になりやすい方は、周囲に愛情を持って接してくれる人がおらず、『心の栄養素』を補給できていない状態である事が多いです。
『心の栄養素』とはあまり聴き馴染みのない言葉ですが、これは人間という動物が持つことが許された『慈愛の心』を満たすために必要な栄養素になります。
私達人間は、多くの細胞から形成された動物です。
しかし、他の動物とは違い、周囲の環境や他人を慈しむ『慈愛の心』を持って生まれてきました。
他の動物が生きる為に必要な栄養素を取るように、私達人間も動物ですから生きるために必要な栄養素を摂取していかなくてはなりません。
それでは、他の動物と違う『慈愛の心』を持って生まれてきた私達人間は、一体何処から『慈愛の心』を満たす『心の栄養素』を摂取すれば良いのでしょうか?
答えは、
●同じ人間からあなたに向けられる愛情
●等身大のあなたを見てくれる動物からの信頼
です。
例え、あなたが大金を稼ぎ、豪勢な車や豪邸を購入したとしても、それで貰える幸せは一時的なものです。
脳の中では『アドレナリン』と『ドーパミン』が大活躍しており、それは一種の興奮状態であり、本当の幸せとはかけ離れているものです。
人間という動物は、他の動物にない『慈愛の心』を持って生まれてきました。
ですので、愛情を感じること、お互いに絆を深め合うこと、お互いに信頼し合うこと、それが私達人間が本来持つ『慈愛の心』を満たす為に、必要なのです。
ですから、うつ病になってしまう方の多くは、『心の栄養素』を多く必要とされているにも関わらず、誰からも『心の栄養素』を貰えない状況が続き、精神的に困憊して脳が『愛の非常停止ボタン』を押し、大切なあなたを守っている状態なのではないかと思います。
『心の栄養素』は私達誰しもが必要としているものであり、同時にそれは私達人間だけが満喫することを許された『目には見えない栄養素』です。
人生は不平等で誰もが同じ人生を生きる事ができる訳ではありません。
私が出来ることで、あなたの人生が一歩でも好転出来る手助けをしていきたいと思います。
もしもあなたが、助けを必要とするのであれば、『60分単発セッション』にて、等身大のあなたのお話をきき、あなたの状況に合った、現実を一歩でも好転させる為の手助けをしていきたいと思っています。
等身大のあなたを受け止め、正しい方向に導いてくれる人がいない
うつ病になりやすい方の多くは、等身大のあなたを受け止め、正しい方向に導いてくれる人が周囲にいないことが多いです。
現代の日本社会では『アダルトチルドレン』と呼ばれる体は大人なのにも関わらず、精神が子供である大人が多く見かけられるというのを見かけます。
言葉から『概念』は概ね分かるものの、
『子供』というのは一体どの様な状態を指すのでしょうか?
『大人』というのは一体どの様な状態を指すのでしょうか?
体が成長して、1人で生計を立て、納税しているだけが、大人なのでしょうか?
自分よりも年齢を重ねている人が、大人なのでしょうか?
家族を作り、子供を育てているから、大人なのでしょうか?
いいえ、違います。
例え年齢を重ねようと、1人で生計を立てようと、納税しようと、家族があろうと、子供がいようと、人間に備わっている『慈愛の心』を育てない限り、それは大人と呼ぶことは出来ません。
『慈愛の心』とは、すなわち『愛』を感じ取る目には見えない触覚器官です。
人の痛みや苦しみを敏感に察知し、時に励まし、時に並走し、時に正しい方向に導く事が出来るのが、『精神的に成熟した人間という動物の大人』です。
『慈愛の心』が十分に育たない場合、適切な感情のコントロールが出来ず、他人に本来あなた自身がコントロールしなければいけない感情をぶつけ、本来自分が管理しなければいけない責任を他人に押し付けるような言動を取ってしまいます。
そしてその結果、あとになって自分でやってしまった事に責任と罪悪感を感じ、後悔して自分で自分を責め立てる負の連鎖が始まり、そして『マイナス思考の高速道路』が脳内に構築されてしまうのです。
残念ながら、現代も過去もさほど変わりませんが、私達が見ている『大人』は、私達が思っているよりも『精神的に成熟している大人』が少ない傾向にあります。
ですが『精神的に成熟していない大人』であっても、1人1人各々、立ち向かわなければいけない現実に立ち向かい続けている事も、また事実です。
確かに、うつ病になりやすい方の周りには『精神的に成熟している大人』がおらず、1人で悩み苦しんでいるあなたを、適切な方向に導いてくれる人が居ないのかも知れません。
しかし、その状況を嘆いた所で、他人のせいにした所で、あなたの現実は一歩も好転しないことも事実です。
そして、あなたはあなた自身の現実に立ち向かって行かなければいけないこと、あなたしかあなたの現実を変えられない事も、また事実です。
もしもおひとりで苦しみ、悩んでいるのであれば、今回は私があなたが立ち向かわなければいけない現実に、お供します。
あなたがおひとりで抱えている不安とストレスを整理し、あなたが心から笑える未来を手に入れる為に、私は限られた時間を使い、あなたの現実を前進させる為に尽力します。
等身大のあなたの話を聴き、難解に絡み合った糸を紐解き、あなたを励まし、あなたの現実が一歩でも好転出来るように全力を尽くします。
もしもあなたがおひとりで悩んでいるのであれば、1度あなたに合ったコンサルティングを受け、心の平安を保ち続けるために必要な知識を身に着けてみては如何でしょうか?
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